学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

夕焼けは明日への約束ごと

2023-09-01 16:26:05 | 日記
 暑い暑いと言いながら、とうとう9月がやってきた。それでもやはり暑さはあまり変わらない。こんなに暑い日々が続く中、朝6時、植木鉢の木に水をやりながらコオロギの鳴く声を耳にした。コオロギは夜行性と聞いていたのに不思議なことに早朝にあの口笛のような音色を奏でている。秋を運んでくる虫は数々あれど、我が家の庭では間違いなくコオロギだ。
 コオロギに刺激されて”秋”を運んでくるものを考えた。我が家では柿と夕焼け、それからススキのような花穂をつけるエノコログサ(猫じゃらし)が風に揺れる風景はまさに秋がそう遠くないことを教えてくれる。僕は自分でも奇妙な趣味だと思うのだが、雑草やその花(例えばタンポポ)を写真に収めることが好きなのだ。但し、雑草だけを撮るのではなく周りの情景と一緒に写真に収めるのだ。例えば、僕は秋の夕焼けが大好きで、この季節がくるとエノコログサと夕焼けを写真にするのが好きだ。手前にエノコログサの穂、背景に夕焼け(逆もOK)などだ。柿の木やその実と夕焼けも同じ要領で写真を撮って季節感を出しやすいなどと悦に入っている。
 ところで、僕は季節を問わず夕焼けが好きだ。ずいぶん大昔(?)、高校生の頃に「夕焼けに考える」などと作文を書いて市のコンクールか何かで大袈裟な賞をいただいたことがある。なぜか夕暮れ時が大好きで雲間に沈む太陽に見惚れてしまうのだ。夕焼けは空のペインティング、何があったにせよその日のエンディングとしては素晴らしい。それだけではない。「僕にとっての明日」という日に繋がる何か嬉しいことを約束してくれる空のイベントであるように思うのだ。