学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

夏のある日の風景

2021-07-23 20:01:39 | 日記
 何を急いでいるのだろうか子供が真っ赤な顔をして自転車で我が家の前を通り過ぎた。近所の家では飼い犬が水をかけられて嬉しそうにはしゃいでいるのを目にした。宅配の人が真っ赤な顔に汗をして小包を届けてくれた。いかにも頑張っている姿に「ありがとう、熱中症に気をつけてくださいね」と僕。オリンピックがいよいよ始まってソフトボールでは39歳のピッチャー上野さんが頑張っている。夏の気温と汗の赤い顔などはなぜか”頑張る”という言葉と結びつく。
 梅雨が明けるとともに起こった急激な気温の上昇で身体がついていかない。僕が毎日記録して日記では大阪の気温の状態は17日の土曜日の33.4℃以降連日の35℃以上が続いている。水曜日に出かけた大阪歴史博物館の「あやしい絵画展」、日本の近代化と共に女性を主とした絵画界が通らなければならなかった道を紹介するものだった。当時の画家などの頑張りが感じ取れるものだった。博物館の外の公園では木々の下にたくさんのセミの抜け殻とセミが抜け出した穴だらけの地表が印象的だった。これらもまたセミが頑張って地表に出てからのほんの数日の短い彼らの人生を思わせるものだった。皆が頑張っているように見える夏の一日に「頑張る」という意味を考えてみた。仕事や勉強に頑張る(work harder), という場合もあるだろうが、何でも自分ができる限りのことをする (do my best I can) という頑張りが一番好きだ。人は皆、その時々で精一杯の努力をして生きているのだ。ただ頑張りすぎて病気になれば元も子もない。
 夏に注意しなければならないのは熱中症だ。体温が上がり体内の水分や塩分のバランスが崩れ体温の調節機能が働かなくなる状態をいう。目眩、痙攣、頭痛などの症状があるという熱中症対策は水分や塩分を摂ることが進められている。頑張るためにはちょっとした休憩を忘れてはいけない。夏休みやお盆休みはそのためにある一休みかもしれない。