学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

「仕事」の本当の意味

2020-11-13 17:41:29 | 日記
新型コロナの感染状況が毎日報道されていて、大阪では水曜日についに256人の過去最高の人数を記録した。感染集団(クラスター)の発生が歓楽街に限らず様々な生活場所に拡大しているという。時々しか外に出ない僕は電車に乗っても車内は割と空いていると思うし、乗客の皆さんも全員と言ってよいほどマスクを装着している。ほとんどの店が消毒スプレーを設置していて街中でかなり真剣に感染防止に取り組んでいると感じていたので、今回の第3波が起こっているという報道にはショックを受ける。気温が下がってきてコロナは元気が出てきたのだろうか、それとも人間の「密」に対する対応が思っているほど徹底していないからだろうか。いよいよクリスマスと大晦日、そして初詣の季節、世間の皆さんはどのような計画を立てているのだろうか。
われわれ高齢者に特に目立った計画のようなものはない。体力を維持するために近くの公園などを両手を勢いよく振って歩くことを習慣にしている人、ラジオ体操のように腕や足腰を動かして朝の新鮮な空気を広場で楽しんでいる人など健康維持が日常の目標の一つだ。少なくとも外に出向いて外気との接触を心がけている人たちはプラス思考の人達だと思う。先日出かけたJR京都行き列車の四人がけ優先座席。僕の向かいに座った初老のご婦人二人がお互いの主人のだらしなさについて語りは始めた。僕が向かいの席で目をつむって聞いているのに(いやぁな感じ。ご主人達、定年退職でもされているのだろうか)。家の中でゴロゴロ、自粛生活を逆手にとってとにかく足手まといだということで二人の意見は一致した。話を聞きながら、僕はといえば家事の手伝いもするし庭の掃除にも精を出す(良かった、僕は彼女達のご主人よりはマシだ)。会社仕事から解放されてだらだら過ごせるのはある意味では魅力があるかもしれないけれど、やっぱり家事であれなんであれ、なんらかの仕事をすることは不思議な満足感を与えてくれる。部屋の整理などのような小さな仕事でも終わった時に味わう成就感が僕は大好きだ。趣味であれなんであれ、自分が好んで取り組める何かをするようにお二人のご主人には提案したいと思った。物理の力学的に言えば、仕事(=力が物体に及ぼした位置移動)つまり何かをすること、働きかけること、運動だ。“仕事とは満足感をくれるもの(Work gives satisfaction. )” と僕は理解している。