学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

不要不急の買い物とは

2020-06-23 17:20:31 | 日記
移動の自粛解除と同時にプロ野球も開幕した。コロナで自粛の期間中は毎日の生活の仕方などいろいろ考えた期間であった。僕は年齢のことを考えて感染を避けて徹底的に自粛を励行した。そして残りの人生をどのように生きるかなども考える機会となった。用もないのに外出することを控えるようにとの要請ではあるが、「本当に必要な外出」はもちろん「用もないのに単なる気晴らしの外出」もよく考えてみるとどちらも人間の生活にとっては大切な行動だ。僕の外出といえば、女房と二人のスーパーの買い物と自分個人的に必要な小物の買い物でジャパン(ディスカウントストア)に出向くことだけであった。普段からモールなどへ出かけるのは気晴らしと世間に遅れまいとする気持ちからだけである。
さて、そのジャパンでの一コマ。40代ぐらいの主婦らしき二人が「不要不急の買い物」について流行りの不要不急の外出をもじった話で盛り上がっていた。不要不急の買い物とは、と興味を覚えてしばらく盗み聞き。つまり自粛をしているうちに大して必要でもないものを買い込んでしまったと言う話だ。もう一人は自粛の閉塞感を買い物で発散していると言うことを盛んに強調している(感染を避けるという意識はないのかな)。つまり、不要不急の買い物とは単に「欲望の買い物や単なる自己満足の買い物」ということを意味しているらしい。買い物には当然お金の問題が生じてくる。アメリカには “あなたの買い物は必要なもので単に欲望からのものでないことを確認すること(Make sure all your purchases are needs, not merely wants.)” という戒めの言葉がある。それでも、やはり人が生きるためには一見無駄に見えることをするということはストレスの発散には絶対必要な精神安定剤だと思う。
「野球好き 今は手酌で 盛り上がる」などという川柳を見つけた。きっと一人でビールや日本酒を飲みながら野球観戦を盛り上げている人の川柳だろう。人には発散するものが必要なんだ。その手段を無理やり抑制させられることはそれこそストレスを溜めることに他ならない。新しい生活様式、どのように組み立てていこうかな。