学びのプラスあるふぁ:日常の気付き

人の人生、それぞれが皆オリジナル。街を歩き人に話しかけることから「なるほど」と納得できる発見がある。

清潔感ー過ぎたるは及ばざるが如し

2020-06-02 18:47:32 | 日記
昔、英語の勉強をしていた時に単語の覚え方の一つはそれぞれの単語を 例えば good と bad のようにに自分の感覚で分類してから覚えるという方法を教わったのを覚えている。コロナ感染防止のために、マスクや手洗いを励行しているうちに潔癖症という精神的な症状が出てきているのでは、と気になるようになってきた。そこで、「潔癖」を辞書で引くと「不潔を極度に嫌うこと、また、その性質」という定義が出てくる。不正や邪悪を極度に嫌うといった性質にも使われる。一見すると“良い”に属する単語である。しかし、潔癖症となると辞書にある“極度”という言葉に更に「超」がついて病的な感じが嬉しくない。「過ぎたるは及ばざるが如しToo much is as bad as too little.」ということで、どんなことでもやり過ぎると徐々に“良い”が薄れてくる。英語にすると He/She is obsessed with cleanliness. (清潔にすることに取り憑かれている)となって, obsess (取り憑かれる)という単語が気になるのと同じである。
気にはなってもやはり感染防止の意識に蓋をすることができないのが今日の新しい日常である。毎日、何を目にするかといえば、買い物に出かければ透明なシートに囲われたレジ、受け取った釣り銭までも気になり出して噴霧消毒でもしなければ、などと考えてしまう。外に出れば階段も利用しなければならない。手すりを持たずに上り下りはできるだろうか。エレベーターやエスカレーターを利用するとしても何かに触れることは避けられない。年寄りはコロナ感染に関しては完全に弱者であるらしい。なんとなく怯えて暮らす日常は意心地が悪い。
オンライン同窓会、オンライン結婚式、オンライン授業、オンラインで繋がってテレビ出演の芸能人などオンラインのデパートである。う〜ん、それでも何か良い点を探す努力をしてみよう。遠隔操作で仕事ができて、東京一極集中が是正されて社会活動に少しでも余裕が生まれる方向に転換できれば…などと大きなこと考えたりして何か“良い”を見つけようと努めている。