水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

一月の詩(椎の実)

2015年12月24日 09時12分22秒 | 秋の俳句

 

  棟上げの槌音止みてつくつくし   惟之

  炒りたて椎の実もらふ児の散歩

  秋麗や利休七則おもてなし

  蜩の響く洞や露天の湯

  鈴生りの苦瓜数ふ窓辺かな

  裏山に迷ふてひとり栗拾い

  枝つきの毬栗もらひ絵手紙に   美枝

  絵手紙に大きく弾け栗笑まふ   洋子

  焼栗の匂ひに引かれ一袋     幸子

  父の忌に栗羊かんをお供えす   テル

  栗並ぶ丹波生まれと名乗りつつ  捨弘

  丹波栗入りの赤飯誕生日      初枝

  栗飯を囲んで鄙の子沢山      秀子

          俳誌嵯峨野 一月号(通巻534号)より

 

 

 

 

 

 

   

 

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