水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

第7回青いアトリエご高覧ありがとうございました

2012年11月11日 17時15分21秒 | 写生会・展覧会

 新装となりましたNHK大津放送局ふれあいギャラリーでの第7回青いアトリエ水彩画展のご高覧ありがとうございました。皆様の貴重なご助言やご意見を糧に新たな作品に取り組んでいきたいと思っています。

           雨模様の牧場   長井房枝 

日本百名山にあげられている恵那山のふもとの牧場。ここの駿馬は人懐こくてピーと口笛を吹くと飛んでくる。写生会、前日は快晴だったがのこの日は雨でした。他の人は軒下でスケッチしていましたが、房枝さんは外で描いていました。

恵那山の緑雨にけぶる牧場かな    惟之

              厳冬の伊吹  大蔵美耶子

雪景色の伊吹山を背景に天野川が悠久に流れている。水彩画のこの風景、一度は描いてみたい景色です。毎年6月には天野川の蛍祭が開催され、乱舞するゲンジホタルは有名です。

厳冬の伊吹を背に天野川   惟之

             御射鹿池   中村忠治

長野県蓼科の御射鹿池で日本ためいけ百選に選ばれている。「御射鹿池」の名は、諏訪大社に伝わる神に捧げるための鹿を射るという神事、御射山御狩神事にその名前の由来があると云われている。そして、日本画家、東山魁夷の「緑響く」で有名である。この池は酸度が強く魚はいないが、緑が美しい。この絵を見た人は、忠治さんの精緻なタッチに魅了された。

紅葉の池に映りしみどりかな      惟之

             大橋と劇場   伯耆惟之

武庫川大橋の上に描かれた赤い屋根の建物は宝塚劇場。劇場の窓が幾つもあって楽しい。同窓会の翌朝、ひとりこっそりスケッチブックを抱えて散歩。空は朝焼けで、赤い屋根は一際、きれいでした。

  朝焼や劇場屋根のおほきかり   惟之

 

コメント (1)
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