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水彩画と俳句の世界

自然を愛し、感性を大切にして「水彩画と俳句の世界」を楽しんでいます。

第57会響高槻句会2

2009年01月15日 22時11分44秒 | 句会・吟行
                      ワインで乾杯

初句会ワインの差し入れ感謝かな
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第57回響高槻句会

2009年01月15日 20時47分50秒 | 句会・吟行
日時:2009年1月15日(木)13:30~17:30
場所:総合文化交流会館(高槻)

平成21年初句会がワインの差し入れもあって和やかに、楽しく行われました。
席題は照子さんの「山眠る」。哲雄さんはお休みでした。以下に特選(3点)を加点した2点句以上を示します。今回は敬子さんが高得点でした。皆さんがんばれ。

7点句 塩加減七草粥も母の味  敬子
    
5点句 冬木の芽一粒ほどの幸でよし よう子
    明日住まう家無き人や寒の月 よう子
    ストーブを移せば猫の席新た 心太
    職もなく湯気のみ昇る椀ありて 洋子
    
4点句 宰相の「活力」掠れたる吉書 心太
    おさなごの絵に目鼻付き福笑い 心太
    万歩計腰に括りて息白し 敬子
    初夢や笑顔の若き我のいて 敬子
    雲重く色も落として山眠る ひろよし
    
3点句 老いし母祈るがごとく雑煮食べ 久子
    
2点句 日の暮し葉裏に灯る実万両  洋子
    人影の無き道荒れて山眠る  敬子

お気に入り おさな児の指の先なる初御空 照子
     初場所や進退かけて綱わたる 捨広 
    

     
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第56回響高槻句会

2008年12月19日 20時26分54秒 | 句会・吟行
                                               
日時:平成20年12月18日 13:30~17:30
場所:総合市民交流会館

金融危機、円高、派遣切り、内定取り消しなど不況の木枯らしが吹きぬけるなか、響高槻句会がおこなわれました。席題は冬至。今回は不況の世を巧みに詠まれたよう子さんが特選も多く入り、高得点でした。また、今月の例会より、年間を通じての最高得点賞、最多薦句賞を設けることが心太さんより提案され、試行することになりました。句会が終えたあと、お好み焼き屋で忘年会が開催され、楽しく散会しました。

3点句 木の実降る村の外れの直売所 よう子  
    百年に一度の不況熊手買う  よう子 
    日溜りに羽をたたみし冬の蝶 洋子
    早じまい夕餉のまえの冬至風呂 久子
    不景気に際限無くて冬至粥  よう子

2点句 年惜しむ奈良の仏は皆無口  敬子
    天平の甍を滑べる冬の雲   洋子
    茶の花の咲いて茶の木を知りにけり 照子
    指切りし好きに破らせ障子貼る 心太
    ”雇用危機”予期せぬことば年つまる 久子
    
お気に入り 虎河豚やふうふうを待つおちょぼ口 心太
      海峡の街に友ありふぐと鍋  よう子

    


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第55回響高槻句会

2008年11月21日 21時20分59秒 | 句会・吟行
                              白鳥と水鳥

日時:平成20年11月20日(木) 10:00~17:00
場所:大阪市立長居植物園

小春日和の中、長居植物園で吟行。バラ園ではハーブ茶をいただいたり、敗荷の池、白鳥、銀杏並木、博物館でのマンモス、木々の紅葉の彩りなど句材のあふれた楽しい吟行でした。
 
3点句 水底の落葉重なり色あせず   奥村洋子
    穂のものを一段高く活けて秋  哲夫(参加されず送句)
    
2点句 落葉踏み学童の列遠ざかる   池田洋子
    大楠や冬日差し込む池の端   惟之
    蔦紅葉散る散る満ちる青い鳥  心太
    幹に積む落葉は何か囁けり   池田洋子
    落葉して空どこまでも広くなり 奥村洋子
    青き空カンバスにしてもみじ描く すてひろ
    落葉踏む園児ら列をはみ出せり 照子

お気に入り ワシントン椰子見上げる空に昼の月 すてひろ 

 
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第54回響高槻句会

2008年10月23日 21時27分06秒 | 句会・吟行
日時:平成20年10月16日(木) 13:30~17:00
場所:高槻市民交流会館

今月の響高槻句会が開催されました。照子さん、惟之さんが欠席され8名でおこなわれました。席題は「冬隣」。今月は捨拾さん完勝の成績でした。また、無季の句が2点句にめずらしく選ばれた。なんとタイガースCS惜敗の句でした。ファンにとってこんな悔しいことはーーー。

3点句 放鳥の朱鷺は天女の舞うごとく  捨拾
    秋澄むや旅情をそそる風吹きて  捨拾
    鰯雲レンガ造りの美術館     敬子
     
2点句 より高く孤高の一羽鳥渡る    池田よう子
    秋雨や雨読と決めて開きけり   捨拾
    木犀の香りに晒す濯ぎ物     池田よう子
    秋の空一本に描く水平線     敬子
    タイガース色なき風と共に散る  ひろよし
    コスモスに背中押されて丘の上  奥田洋子
    わが影の細く伸びたり冬隣    奥田洋子
    日本海藍深まりて冬隣      捨拾

お気に入り 亀も首長く伸ばして秋日和  照子
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第53回響高槻句会

2008年09月19日 12時59分28秒 | 句会・吟行
日時:平成20年9月18日(木)13:30~17:30
場所:高槻市統合市民交流センター 遊の工房

今日は10名全員の参加で、いつものとおり議論風発の楽しい雰囲気で実施されました。選句は以下のとおりですが、当日の席題は「稲雀」。

3点句 嵯峨野路の縦横無尽秋うらら ひろよし
    十字路の何処へ向くか秋の風 よう子
    芋の露こぼれまじとてこぼれけり 哲男
    稲すずめ離合集散党の常 心太
    稲雀わがもの顔に広がりて 惟之
2点句 時惜しむつくつくぼうし名調子 敬子
    丁寧にていねいに研ぐ今年米 照子
    ひもじさは遠き日のこと栗御飯 よう子
    道草の子等と遊ぶや稲雀 照子
お気に入りの一句
    ここそこに慌てん坊の彼岸花 照子

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第52回響高槻句会

2008年08月22日 12時41分06秒 | 句会・吟行
日時:平成20年8月21日(木)13:30~17:30
場所:高槻市統合市民交流センター 遊の工房

今日は敬子さんの休みで9名の句会。残暑のきびしいおり、いつものとおり楽しい雰囲気で実施されました。選句は以下のとおりですが、これまでの最高7点句がでました。なお、当日の席題は「残暑」。

7点句 大の字になりておさなの午睡かな 照子
4点句 一雨に朝顔藍を新しく      よう子
3点句 阿波乙女「そ」の字「ふ」の字に踊るなり 心太
    8月がまたやって来て又祈る   哲男
    秋の蝶命の衣まだ脱がず     敬子    
    白壁に光返して秋暑し      久子
2点句 行水の水つかまえむおさなかな  照子
    温暖化身にしみて知る残暑かな  照子 
    自販機の辺り散らかる残暑かな  心太

お気に入りの一句
    秋鯖や銚子一本ふえそうな    久子

   
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趣味の画家:大津展

2008年07月21日 19時25分24秒 | 句会・吟行
           たけだひさよし画
 
会期 平成20年7月16日~21日
会場 大津市歴史博物館
主催 趣味の画家協会

第1回の趣味の画家:大津展が開催され、本日盛会裡におわりました。58点の
力作が出展され、湖水会の相根満誼(雪の日の午後・水彩F15)、万木金造さん(グロリオーザ・油絵F8)のお二人が見事にそれぞれ協会賞、風の門賞を受賞されました。おめでとうございました。
 
 
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第51回響高槻句会

2008年07月17日 20時13分49秒 | 句会・吟行
日時:平成20年7月17日(木)13:30~17:30
場所:高槻市統合市民交流センター 遊の工房

今日は全員参加10名の句会。いつものとおり楽しい雰囲気の中、選句は以下のとおりでした。なお、当日の席題は「団扇」。

4点句 美しき囮の世界蜘蛛の糸   敬子
3点句 鱧料理骨切る音も馳走かな  久子
    古うちわ親しみて風新しく  照子
2点句 球場に球児躍動梅雨明くる  捨弘
    夏至の酒この半年を折り返す 哲雄
    大和路やわが身驟雨の打つままに 捨弘 
    ががんぼや七十五才の仕切り線  心太
    初蝉の空気震わす昼下がり  よう子
    子育ての終わりし夫婦金魚買う  哲雄
    簾越し談笑漏れて町屋かな    ひろよし
    乳搾る牛舎に巨大扇風機   惟之
    過ぎし日の染み広がりし古団扇  洋子
    おさな児の眼むりを誘う古団扇  照子
    団扇持つ次の一手の勝負かな   惟之  
 
お気に入りの一句
    鐘楼に釣鐘無くて草茂る     よう子

   
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第50回響高槻句会

2008年06月19日 20時01分28秒 | 句会・吟行
          

日時:平成20年6月19日(木)13:30~17:30
場所:高槻市統合市民交流センター 遊の工房

句会のいつものとおり楽しい雰囲気の中、選句は以下のとおりでした。

4点句 梅雨寒や天変異変を恐れつつ よう子
3点句 峠まであと一呼吸夏薊    よう子
    入梅や道草少年畦にあり   久子
    新生児並ぶ病室さくらんぼ  敬子
2点句 夏木立百用箱の屋根ひかる  惟之
    光秀の逃避適わず木下闇   心太
    睡蓮の未だ眠りおり朝の池  惟之
    万緑や忙しくなる庭仕事   照子
    短夜や浅き眠りの明け早き  捨弘
    年金でたたぬ暮しや衣換え  哲雄
    噴水のところと決めて待ち合わす  よう子

お気に入りの一句
    白ばらの一片ひらりムーンサルト  ひろよし
    

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