猫田ジャレの 『 天然!にゃー語 』

~ 見ネコ聞くネコ言うネコの とびきり天然な日常 ~

3年越しの恋が実った!? 夕べ  『 レ・フレール 』 公演 in まつもと市民芸術館

2012年12月18日 | ピアノ・その他音楽



一昨日、12月16日(日)に、ピアノの先生をお誘いしてご一緒に、まつもと市民芸術館まで、ピアノの連弾デュオ、「レ・フレール」 のコンサートを聴きに行ってきました。



♪ あれは3年前、テレビ、画面の、CMにくぎづけぇ~ ♪    
( ちあきなおみの 『喝采』 のメロディーで。 古いな。(^^;) )


思い起こせば、2010年、TV画面に流れるコンサートCM、
レ・フレールの ピアノ連弾をする二人のカッコいい姿と、手拍子で会場全体を包み込む感動に衝撃を受け 、 
ああ、公演、行きたいなぁ~ 、 と思いながらも、
その時は、公演日が 「 2/27・まつもと市民芸術館」、だったので、その数か月前の暮れから正月にかけてTVCMが流れており、気ぜわしかったのと、たぶん公演のころは真冬だったから、なんとなく、「行けないや」 と思って見送ってしまった。

翌年、またしても、レ・フレールがまつもと市民芸術館に来ることを知り (私は当劇場のDM会員なので、送られてきたチラシと、TVCMの両方で公演を知ったと思う)、「よしっ、今度こそ聞きに行こう!」 と思って、公演日を確認したら、5月14日であった。

毎年5月13,14日は、夫の実家のある新潟県S条市の、「S条祭り」 があり、必ずそれに合わせて年に一度の帰省をすることになっているので、

え゛~~~   またしても、ダメじゃぁーーーん。     

1週間でもズレていたら、日程が混んで忙しいとか疲れるとしても、無理してでも行ったのに、ドンぴしゃり、当日じゃぁねぇ~~~。 

と、ゆーワケで、泣く泣くその年もあきらめたのでした。



が、今回、 なんとぉーーー 

また1年後の、今年12月に同じ劇場で公演が行われることを知り・・・。

ひゃっほぉーーー、  今度こそ、行けるじゃん。 (^_-)  

それで、ふと、発表会で毎年 「連弾」 のコーナーを企画するピアノの先生、もしかしたら、連弾そのものがお好きなのでは? と思い、お誘いしてみました。

そうしたら、行ってみようかな  、 とおっしゃってくださったので、10/20に 『Kファウスト』 を見に行ったときに、 『レ・フレール』 のチケットもとっておきました。



当日は、最近の寒さからすると、珍しく、穏やかないいお天気。
先生が車を運転してくださって、街中を通らない道(私は、そんな道があるとはよく知らなかった  )で行ったので、渋滞もなく、早めにつくことができました。 

時間があったので、道路を挟んだ真向いのファミレスで、先にお茶をしました。
私の頼んだのは、某Cの季節商品、「いちごアイスといちごクレープのセット」と、ドリンクバー(ローズヒップ・ピーチ・ティー)で、
品物が来たら嬉しくて、うっかりしてすぐに食べちゃったから、写真はないのだ・笑。ごめんなさい。 あはは。 ('◇';)ゞ

そうそう、公演は 夕方の4時からでした。



そして、公演内容は・・・、

もう、 よかった          

の、ひと言。

まつもと市民芸術館チケットセンターで、係の人と相談しながらとった席は、ステージとの距離的にも申し分なかったが、ちょうどピアノの真ん前で、お二人が鍵盤をたたく指先がすべて見えたし、もちろん、お二人の動作そのものもバッチリ見えて、

そういう意味でも、 大満足  大変感動しました。



とにかくまず、指が、動く、うごく。

ピアノの速弾き、とゆーのですか? 速さと超絶技巧が、 パフォーマーが二人なので、 ダブル  でくるわけだから、いっそう、すごさが際立つのです。
特に、時々、鍵盤上で互いの手が交差したりしながら弾くのが、 ちょーカッコイイ 

それも、体全体を使って弾いていて、弾きながら足でリズムを取るのは当たり前、
時には体でリズムを取り、立ち上がり、二人の位置を交換したり、
一つの椅子を使い、一人が半分だけ座りつつ一本の腕だけで弾いたり、手拍子をしたり、

とにかく、体全体を使った、“パフォーマンス的な弾き方”は、 すごい のひと言で、
音だけでなく、目でも我々の心をひきつけます


松本は、2007年の県民以来、レ・フレールが来るのも4回目だから、もう、地元の方たちもノリ方も手慣れたものなのだろう、

会場は、ほぼ、全曲、最初から最後までが、 手拍子と、ヒューという歓声の嵐  なんだけど、

レ・フレールのお二人の作り出す、音とパフォーマンスの世界に、会場全体が引き込まれ、私自身もそれらの空気の中に引き込まれて、

手拍子だけでなく、つい、自然と足でもリズムを取ってしまい、体全体でノッている楽しさがある。 (但し、掛け声はかけれませんが 



レ・フレールのメンバーは、横須賀市出身の、斉藤守也(もりや) さんと、斉藤圭土(けいと) さんという、5つ違いのご兄弟のデュオなのだが、さすがご兄弟なだけあって、二人の息が、ぴったり。  

お二人の掛け合いの絶妙さ加減が、一層の心地よさを生み、二人のパフォーマンスに、会場と、そして自分とが心地よく溶け合って、

熱狂的な熱い空間を作り上げるかのような、一体感は、もう、サイコー  でした。  

一番最後のカーテンコールでは、客席のほぼ全員がスタンディング・オベーションの、大拍手とヒューの嵐。
もちろん私も立ち上がって、精いっぱいの拍手を送りましたが、客席全員の総立ちは、久しぶりに経験しました。そういう意味でも、感動。



とにかく、 「聞きに行きたい!」   と思ってから、

三年越しの恋がようやく実ったような、楽しくて幸せな夕べでした。  



また、全ての曲は、お二人のどちらかが作曲されたものを、レ・フレールでアレンジしたもので、どの曲も軽快で楽しく、時に繊細で美しく、素晴らしかったです。




今回は、レ・フレール管弦楽団、単独ではなく、ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブルとの共演でしたが、それがいい味を出していて、
ご自身でも学生オケ出身で、たびたびオーケストラのコンサートも聞きに行くほどの先生は、そちらの方にも大変感動しておいでのようでした。

私自身は・・・、

実は、TVCMで、「あ、レ・フレールがまた来る !! 今度こそいかなくちゃ! 」  の、一心でチケットを取ったので、

チケットを取った際に劇場でもらったチラシも、チケットをゲットした嬉しさに興奮してるからよく確認をせず、
その後も何度も流れるTVCMを見るも、「今度この公演、行けるんだぁ~♪」 なんて興奮してわくわくしてるだけだったから、
何度目かのCMの時に突然、

あれ!? もしかして、オーケストラとの共演なんだ。  レ・フレール単独ぢゃぁないんだ・・・ 

と、だいぶ後になってから、やっと気づく始末。

なぁんだ、 単独のほうがよかったな

と、ゆーのが、実のところの、偽らざる気持ち。


で、第一曲目の 『Prologue』、冒頭部分が、オケの音にピアノの音が消されて、え゛~!? がっかりぃ~~~。

とは思ったものの、
その後は、いい具合に両者の良さが生かされていた感じで、音の広がりや盛り上がりもでき、
全体的に見たらよかったと思います。

レ・フレールだけの単独演奏も何曲かあり、オーケストラだけの演奏もあり・・・

ですが・・・

オケだけの演奏になると、なぜか眠気が・・・  

うーむ、やはり、格調高き くらしつく は、私には耳とハートに心地が良すぎるらしい・・・。 ← いい言い方。  


今度は レ・フレール単独  で、ぜひ聞いてみたいわん。  


先生にも 「よかった」 と言っていただき、お誘いした以上、とりあえずほっとしました。 





感動のままに買った、「レ・フレール」 結成10周年記念アルバム、『 Best of Live 』。(写真右)  (左は公演プログラム)

ライブ盤なので、手拍子や歓声なども入り、あの、感動がそのまま再現されている様なベスト・アルバムに、ゴキゲン。 

ただし、家事をしながら聞くと、自然と足がリズムを刻みそうになり、作業がはかどらないため、 要チューイ  デス。 

「限定盤」 の方は、DVDもセットになっていて、これがまた、いいです。   

何しろ、パフォーマンスでもハートを射止めちゃうわけですから、ここはなおさら、DVDでも、見たいところ。 

( お二人の10周年に寄せて、のインタビューも楽しめます。面白いのは、初めのころ、家でアップライトで弾いていて、会場ではグランドピアノだから重いわけですよ。(手にかかる負担の大きい弾き方だから)もう、手がしんどくて、と守也が言っていた点で、その素人っぽさ? と、ああ、やっぱりグランドピアノって重いんだ、とわかった点。家のが電子ピアノなので、余計にだと思うが、何しろ、先生んちのグランドピアノ、重く感じる…。 


ご興味のある方は、ぜひ買ってほしいです。 そして、まずDVDを見てから、アルバムのほうを聞かれることをオススメします。 (^_-)☆


これでアナタも、もう、 レ・フレールのとりこ に   

 

ちょっとだけ、ナイショで、リーフレットの中身をご紹介。


こぉ~んな、カンジ、でス。 ( 写真は3枚ともすべて、手前が兄の守也 )

ねっ、カッコイイでしょ  (^_-)☆ 




兄の守也のほうが明るくて、自然にリードを取る感じ。弟の圭土は、本当におとなしそうで、舞台上のスピーチを見ても、大丈夫かしらん? と思うほどに 「はにかみ屋さん」 であるが、イケメンで、かわいい感じ。( ←好みのタイプ・笑。 )

面白いのは彼らの経歴で、家族に音楽関係者はなくて、はじめ弟の圭土が6歳の時に、普通に隣町のピアノ教室に通っていたのを見て、おもしろそうだな、と思った兄の守也が、1年後の12歳からピアノを始めたという点で、しかもその3年後には、『エリーゼのために』 を弾くのが精いっぱいだったのに、ベルギーの語学留学から戻った一番上の姉のつてをたよって、なんとルクセンブルク国立音楽学校にいきなり留学したという点。
のちに圭土も、中学卒業後に同校へ留学。ちなみに二人は、7人兄妹の3番目(長男)と5番目(次男)である。

そして、連弾を始めたきっかけというのもまた面白くて、初めはそれぞれのソロステージのあとに、アンコールで連弾をやったら好評で、少しずつ演奏機会が増えていったという点。

つまりは、初めから、面白そうだから連弾をはじめて、それで売ってみよう!!  と意気込んでいたわけではない、というところで、

びっくり  です。   


「レ・フレール」 というのは、フランス語で兄弟という意味で、バラードを得意とする守也に、日本でも数少ないとされるブキ・ウギ(黒人たちの手によってブルースから生まれたダンス用ピアノスタイル)ピアニストである圭土のエッセンスに、「レ・フレール」テイストを加えた独自のスタイルの音楽を、

一台のピアノを二人で自在に操る 「キャントルマンスタイル」(フランス語で「4本の手」という意味。音楽用語では「4種連弾」を指す) という独自な奏法で、これまでのピアノ観を覆した。(鍵盤に対してさまざまな形で手を交差させる奏法などがある)、ですって。

へぇ~~~え。 ↑ あれって、独自の奏法だったのね。 

偶然から生まれた、兄弟の連弾。

いずれにせよ、この奏法や独自のスタイルは新しいものであったと思うので、衝撃であったのは間違いないと思う。

そして、それが熱狂的に受け入れられ、支持をされ、10年もやってきた(その間に初の海外ツアーも経験)、というのは、すごいことだと思う。



ブギ、というのも、笠置(かさぎ)シヅ子さんの 『買い物ブギー』(1950年、作詞作曲:服部良一) に代表されるような、ノリのいい曲 (もちろん生まれる前だが、懐メロとかで聞いたことがあり、あれを初めて聞いたときは、子どもながらにも、おかしすぎて衝撃 、であった)、 としか知らなかったが、そんな深い意味があったのね。

おもしろそうだから、いつか聞いてみたいな、と思いました。   
( 圭土はソロ活動として、世界最高のブギ・ウギ・ピアニスト、アクセル・ツヴィンゲンベルガーとの、ブギ・ウギ・ライブも行っており、そのライブCDを出している。これは2台ピアノのようである。 )


と、思うと、新しい音楽の世界が広がっていきそうな予感。   ← 思ってるだけ、かも、ですが・笑。

あ、そうそう、やっぱ、ピアノっていいなぁ~  、 ピアノを弾く男の人ってカッコいいわぁ と、久しぶりに思えたのも、嬉しかったです。 
( 最近はギターの上手い男の人も好きですが(笑)、ピアノが弾ける男の人って、昔からのあこがれ。 キーボードもいいけど、この場合は、あくまでも 「ピアノ」 ね。(^_-)☆ )

彼らの演奏を見たら、クラッシックやピアノに興味のない人も、きっと考えが変わると思う。  

だって、全然、それまでのピアノ演奏のイメージと違うんだよぉ~。 
( かつて、クラッシック界に新風を巻き起こした、葉加瀬 太郎(はかせたろう)率いる 『クライズラー&カンパニー』 を、初めてTVですが、見たときのような衝撃かしらん。    )




「レ・フレール」は、デビュー10周年記念ライブとして全国を回っており、この後も岡山、大阪、福岡など,年内で3か所ほどの公演予定があるので、お近くで聞かれる機会のある方は、ぜひ、足をお運びになってみては、いかがでしょうか???

絶対に、損はしないと思います。 (^_-)☆






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2 コメント

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違いますよ〜 (みかん)
2017-02-10 23:24:01
レフレールの斎藤守也さんと圭土さんは七人兄弟ですが、守也さんが三番目、圭土さんが五番目です。わたしもレフレールが大好きで、幼稚園の頃から聴いて育ちました。三月にはお二人それぞれのソロアルバムが発売!楽しみですね!
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ご訪問ありがとうございます!! (ネコタ)
2017-02-11 15:53:42
ご指摘の件ですが、調べ直しましたところ

守也さん…7人兄妹の3番目(長男)
圭土さん…7人兄妹の5番目(次男)に間違いありませんでした。

沢山ご兄弟がいらしても、少なくとも5番目までにはこの二人以外男子はいなかったということですね。

私も誤解させるような書き方だったと思いましたので、これから直させていただきますね。

でも、何番目かというのをスラスラ答えられるほどファンなんですね。御見それいたしました。
しかも、幼稚園のころから聞いて育ったなんて・・・羨ましいです~。

私はというと、なぜか大好きなのにレ・フレールさんとは相性が合わないのか(笑)初めて聞きに行った後もまた行きたいのに日程が合わなかったり、チケット取ってあったのに急用で行かれなくなったりなど、地方在住者ゆえに涙を呑むこと、しばしばです。
ソロアルバム情報もありがとうございます。コンサート行かれない分、CD聞いてみようかな。
みかんさん、他にも色々書いてますので、また、よろしくお願いいたします。m(_ _)m
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