暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

ペントハウス TOWER HEIST

2012年02月15日 21時36分56秒 | 洋画>消化試合>SNL
2011年/米/ブレット・ラトナー監督/ベン・スティラー エディ・マーフィ アラン・アルダ ティア・レオーニ マシュー・ブロデリック ケイシー・アフレック マイケル・ペーニャ ガボレイ・シディベ
池袋HUMAX

【あらすじ】
ニューヨークでも特に格の高いマンション、<ザ・タワー>。最上階ペントハウスに住むオーナーのアーサー・ショウ氏(アルダ)が、従業員の資産を運用するとかなんとかだまくらかして徴収した末、証券詐欺容疑で逮捕され破産寸前になってしまう。もちろん預けた金は戻るはずもなく、退職後の資産としてアテにしていた年金が幻になってしまった。
マンションの管理マネージャージョシュ(ベンスティ)は、何とかこの金を取り返そうと発奮する。ショウ氏のお宝フェラーリを叩き壊し!FBI捜査官クレア(レオーニ)から隠し資産の情報を得!義弟のチャーリー(アフレック)や元証券マンのフィッツフュー(ブロデリック)、金庫開錠のオデッサ(シティベ)、そしてコソ泥稼業の昔馴染みスライド(エディ兄)に助っ人を頼み!決戦は感謝祭!


昨年は震災の影響もあって、気分的に映画館に行くことがなかった。でも今年に入って先月、「ポール」を劇場観戦したので「よし、今年はまたちょっと頑張るか」という意欲が湧いてきた。で、折りよく<ベン・スティラー×エディ・マーフィ>なんつーSNL色の強い作品が現れたので、取り敢えず見に行くことにしたのでした。
ま、所詮この程度だよね。これだけ宣伝される映画ってのはさ。
やっぱりベンスティは、オーウェンとセットでナンボだよな。そのオーウェン・ウィルソンもまた、一昨日観た「ビッグバウンス」で今ひとつ。もし「ズーランダー」「スタスキー&ハッチ」級のアツアツムービーが公開されることになったら、その時は劇場シートできゃーきゃー言いながら観てあげよう。たぶんその手の作品は公開されないんだけど。
なんかすごく可愛い子が出てるなと思ったら、マシュー・ブロデリックでした。以前から可愛いと思っていたけれど、なぜ可愛いのか分かった。マイキーに似てるタレ目っ子なのだ。丸顔になって、似てることに気が付く。
しかし今作のエディ兄さんは良かった。ファミリー向けディズニー映画に出るようになって終わったと思ってたけど、どっこい生きてる芸人魂。狙ったかどうかは謎だが、シュレックが風船として特別出演しているのもニクい。
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ミスティック・リバー Mystic River

2012年02月14日 22時19分56秒 | 洋画>★★★
2003年/米/クリント・イーストウッド監督/ティム・ロビンス ショーン・ペン ケヴィン・ベーコン ローレンス・フィッシュバーン
2012年2月4日 テレ東サタ☆シネ

【あらすじ】
10歳の遊び友達、ショーン、デイブ、ジミーの3人組。ある日デイブが、知らないおじさんたちにさらわれてレイプされるというのっぴきならない事件が発生した。
時は流れて30年後。3人はそれぞれに家庭を持ち、<仲良し>から<昔馴染みの知り合い>になっていた。そんなさなか、ジミー(ペン)の娘19歳のケイティが殺害される。事件を担当したのは、刑事になっていたショーン(ベーコン)なのだった。そして加害者かもしれない怪しい人物に挙がったのが、デイブ(ロビンス)。この事件は、3人をどうしてしまうのか…!?


苦手ジャンルである地味なサスペンスながら、なんとも面白く集中して楽しめた。と思ったら監督がなんとクリント・イーストウッド!本人が出ていない監督作をたぶん初めて観たが、今までちょっと見くびってたかな。見直した。
よくぞキャスティングしたなという感もある主演3人の良さもさることながら、単なるサスペンスで終わらせない、架空の主人公たちの人生が描きこまれた脚本も面白さの秘訣か。
因みにこの3人の中では、ペンさんがちょっとだけ若いみたいです。
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ビッグバウンス The Big Bounce

2012年02月13日 22時37分59秒 | 洋画>★★
2004年/米/ジョージ・アーミテージ監督/オーウェン・ウィルソン サラ・フォスター モーガン・フリーマン ゲイリー・シニーズ チャーリー・シーン ベベ・ニューワース
2012年2月3日 テレ朝シネマ・エクスプレス

【あらすじ】
コソ泥稼業でム所を入ったり出たりしてきたジャック(オーウェン)は、今はハワイで日雇い土方に精を出していた。しかし親方をバットで殴って解雇され、判事のウォルター(フリーマン)に助けられてバンガローの雑用係として働くことに。
土方オーナーリッチー氏(シニーズ)の愛人ナンシー(フォスター)と仲良くなったジャックは、彼女から20万ドルのネタを持ちかけられる。リッチー氏の財産を狙ったこの計略にはしかし、思わぬ絵図が秘められていた…!?


オーウェン主演で、軽快なノリの作品…の割に、展開がダルくてさっぱり面白くなかった。
時間のうちの半分以上はオーウェンとサラ・フォスターの接近過程を描くばかりで、泥棒アクションとどんでん返しのネタを明かす爽快さがオマケみたいになってしまっていた。
それでも★を2個付けたのは、ひたすらツボを突いてくるキャスト陣に敬意を表して。チャリシン!
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フリーダムランド Freedomland

2012年02月12日 23時07分52秒 | 洋画>★★
2005年/米/ジョー・ロス監督/サミュエル・L・ジャクソン ジュリアン・ムーア
2012年1月31日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
ニュージャージーの黒人街アームストロングで、白人少年の誘拐事件発生。母親のブレンダ(ムーア)は「黒人の男に、息子を乗せた車を強奪された」と証言するが、担当刑事のロレンゾ(ジャクソン)は釈然としない。
ブレンダの事件は次第に黒人対白人の抗争を激化させ、街は暴動寸前。無償ボランティアによる大規模な捜索、ヒステリーが高まるブレンダ、ロレンゾはそして、彼女から新しい話を聞きだすが…。


自分の身勝手で愛息を亡くしてしまった女がしっちゃかめっちゃかに混乱して、街を巻き込んでしまうというコメディ。ではない。至極大真面目な作品です。人種差別と、未熟な母親がテーマか。
アメリカ社会における黒白差別の根の深さを再認識するが、今作は<ダメな白>が強調されてるのかな。
ジュリアン・ムーアを良く知らないのだけれど、本当はもっと美人のようです。
因みにタイトルになっている<フリーダムランド>は捜索時に山狩りされる一区画の名称なのではあるが、そこにはあまり意味がない。ひょっとしたらその地区が実在していて、その地名をテーマに利用したのかなと勝手に想像する。
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ディセンバー・ボーイズ December Boys

2012年02月11日 21時22分42秒 | 洋画>★★
2007年/米・豪/ロッド・ハーディ監督/リー・コーミー ダニエル・ラドクリフ テリーサ・パーマー
2012年1月30日 日テレ映画天国

【あらすじ】
孤児院で育った12月生まれの少年4人組<ディセンバー・ボーイズ>。クリスマスの夏休み(オーストラリアなので)に、入江の村にご招待された。
カーニバルのバイクスタントさんの夫婦が、誰かを養子にしたいと考えていることを知ったミスティ(コーミー)は、選ばれるために良い子を振る舞う。一方年長のマップス(ラドクリフ)は、村の少女ルーシー(パーマー)とイイ仲に。秘密の洞窟で、大人の階段を上る。
お世話になってる奥さんの容態が悪化し、入江のヌシ様が死んでしまい、ミスティが溺れかけ、いよいよ孤児院に帰る日がやって来た。ミスティは養子として村に残ることができるのか…?


これはオーストラリアなんだな、ということに気づくのに20分くらいかかった。3人の少年たちはまだツルツルできれいなんだけど、ポッちゃんだけもう毛が生えちゃってムサいのね。筆おろしイベントがあるからあのくらいの子でいいのかもしれないけど、あんな子とあんな子たちが親友って違和感あるなあ。
キリスト教色が強かったためか、何が言いたかったのかはよく分からない。豪州版「スタンド・バイ・ミー」ってとこか?
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ウルヴァリン:X-MEN ZERO X-MEN ORIGINS: WOLVERINE

2012年02月10日 22時57分07秒 | 洋画>★★
2009年/米/ギャヴィン・フッド監督/ヒュー・ジャックマン リーヴ・シュレイバー テイラー・キッチュ リン・コリンズ ダニー・ヒューストン
2012年2月10日 日テレ金曜ロードショー

【あらすじ】
ローガン(ジャックマン)の生い立ちから、<ウルヴァリン>になるまで。戦争で兵役に就いて、同じ人狼ミュータントのビクター(シュレイバー)と秘密のミュータント部隊にスカウトされて、一旦ばらばらになった部隊がビクターによって一人ずつ消されて、カナダの山奥で木こりになってたローガンの奥さんケイラ(コリンズ)が殺されて、復讐するためにストライカー(ヒューストン)の提案を受けてアダマンチウム注入されて、ジャキーン!ビビビーッ!で色んなミュータント能力を寄せ集めたガンビット(キッチュ)がラスボスで、アダマンチウム弾を撃ち込まれて記憶がなくなっちゃいましたとさ。

ヒュー・ジャックマンがカッコイイので、飽きずに観れた。ミュータントたちが<いかにも>な怪物然としていないため、アクションが痛々しい寸前のカッコよさで序盤結構シビれたものだ。リベリオン!?
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沈黙のステルス Flight of Fury

2012年02月09日 22時56分09秒 | 洋画>★
2007年/米/ミヒャエル・ケウシュ監督/スティーヴン・セガール スティーブ・トゥーサン マーク・ベーズリー シエラ・ペイトン アンガス・マッキネス
2012年1月30日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
レーダー撹乱に加え、光学的にも<消える>ことができる最新のステルス機が、テスト飛行中にパイロットラッチャー(トゥーサン)によって盗まれてしまった。
機が運ばれた先は、アフガニスタン北部。テロリストの手に渡った場合、とんでもない脅威になるなることは必至である。
という訳でセガールが召喚された。若造パイロットジャニック(ベーズリー)とコンビを組まされ、ランボーも怒ったあの地で大暴れ!


凄いんだか凄くないんだか、<凄い男>の割になんか影が薄かったなあセガール。凄い男なのは分かったから、<過剰防衛>というものを少しは理解してください。
たいして新味のあるシナリオでもないのに、危機感を煽ろうというためなのか<全世界を侵す細菌兵器を積んだ爆弾>を登場させたり(そういえば、その爆弾を装備していた戦闘機を撃墜しちゃわなかったか!?)。お色気サービスにレズビアンファイトをさせてみたり。虚しい頑張りが空回りの印象。だいたい、セガール映画なのに最終的な決着をドッグファイトでつけるなんて、セガールさんに失礼じゃないか。違うの?
戦闘機映像はどっかからの流用なのか、画像がガッサガサでした。折角空飛ぶ映画なのに、空飛ぶトリップが楽しめなそうな画面なのも残念。
「期待通り、見事に機体を消してくれよ」なんていうダジャレも要りません。←ダジャレのつもりではなかろうが…。
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ブラッド・ワーク Blood Work

2012年02月08日 22時46分28秒 | 邦画>★★
2002年/米/クリント・イーストウッド監督/クリント・イーストウッド ジェフ・ダニエルズ ワンダ・デ・ジーザス ティナ・リフォード ポール・ロドリゲス
2012年1月26日 テレ東午後のロードショー〔新作公開記念、クリント・イーストウッド特集〕

【あらすじ】
派手な事件の捕物で人気のFBI捜査官マッケレイブ(イーストウッド)は、証拠を残さず暗号を残す連続殺人犯を追跡中に心臓発作で倒れてしまった。一命は取り留めたものの、隠居して心臓ドナーを待つオイボレになってしまう。
時は流れて2年後。200人に1人という血液型にも関わらず、マッケレイブは運良く心臓移植を受けることができた。直後、グラシエラ(ジーザス)という女性がマッケレイブを訪ね、妹を殺した殺人犯を吊るし上げて欲しいと依頼に来た。彼女曰く、妹さんの心臓はマッケレイブに移植されたそうな。もはやFBIでも私立探偵でもないただのジジイだが、そういう因果があるなら引き受けた!お隣りの暇そうなオッサンジャスパー(ダニエルズ)に協力してもらい、捜査に乗り出す。果たして殺人犯の意外な真相は…!?


ジェフ・ダニエルズが働きもせず暢気にぷらぷらしてる姿を見るだけで、何となく幸せな気分だったのに。あーそうですか。
犯人の意図はすぐに分かってしまったが、真犯人までは読めなかったわ。ラストバトルで、いちいちブルースハープを吹かせる演出にシビれる。ハリーのくせに、カッコイイぞっ。←そういや、クリントさんはダーティー・ハリーで、ハリー&ハリーだな。???
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ブラウン・シュガー BROWN SUGAR

2012年02月06日 22時47分39秒 | 洋画>★★
2002年/米/リック・ファミュイワ監督/サナ・レイサン テイ・ディグス ニコール・アリ・パーカー モス・デフ
2012年1月23日 日テレ映画天国

【あらすじ】
10歳で黎明期のヒップホップに触れ、そのトリコになっていたシドニー(レイサン)。同時期に出会って共に成長してきたドレイ(ディグス)とは、恋人未満の親友同士なのだった。シドニーはヒップホップ誌の編集長に、ドレイはレコード会社の営業になっていた。
ドレイの結婚を機に、二人の関係に変化が表れる。シドニーにもプロバスケット選手の恋人が出来、それぞれの人生を歩み始めるのかと思いきや…?


ヒップホップ偏愛ミュージック映画なのかと思いきや、ただのレディコミ風ラブロマ作品だった。黒人版「ベスト・フレンズ・ウェディング」って感じ。まどっちも私のテリトリーではないので、まったく食指は動かず。最近生々しい性欲処理を扱った作品が続いていたから、とっても清純に見えたわ。
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あるスキャンダルの覚え書き Notes on a Scandal

2012年02月05日 22時37分26秒 | 洋画>★★
2006年/英/リチャード・エア監督/ジュディ・デンチ ケイト・ブランシェット アンドリュー・シンプソン ビル・ナイ
2012年1月21日 テレ東サタ☆シネ

【あらすじ】
定年間際の女教師バーバラ(デンチ)は、謹厳実直ながら教育の不毛さに半ば諦め気味のオールドミス。彼女の勤める学校に、シーバ・ハート(ブランシェット)という中年ブロンド美形の美術教師が赴任してきた。
親しくなったバーバラに、シーバはイロイロと打ち明けた。そして禁断の恋、10年生の男子生徒スティーヴン(シンプソン)との危険な情事も、彼女は打ち明けたのだった。バーバラはそれを口外しない替わりに、シーバとの仲で主導権を握ったつもりになる。だがシーバはある日、バーバラよりも家族を選んだ。それっぽっちのことだけど、バーバラには許せなかった。彼女はシーバに気のある男性教諭に、さり気なくスティーヴンの存在をささやく。しかしやがてそれは、メディアが飛びつくゴシップにまで発展してしまい…。


アカデミー賞にノミネートされた主演&助演の演技力が評判のようだが、残念ながら吹き替え版での放送でした。主演のジュディ・デンチが、幼少期お世話になってた近所のオバチャンに似てたなあ。
それはそうと、モテたい諸氏はスティーヴン君のタレコマシ術に学ぼう!いや、見事でした。
劇中バーバラが言う「猫はオールドミスの必需品」みたいな台詞に、大喝采。やっぱり猫は必要だよね。
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