スタスキー＆ハッチ Starsky & Hutch

2004年／米／トッド・フィリップス監督／ベン・スティラー　オーウェン・ウィルソン　ヴィンス・ヴォーン　スヌープ・ドッグ　ウィル・フェレル
2010年3月6日 ＴＢＳダイヤモンドシアター

【あらすじ】
１９７０年代にヒットしたテレビドラマ「刑事スタスキー＆ハッチ（Ｓｔａｒｓｋｙ　ａｎｄ　Ｈｕｔｃｈ）」を、ベンスティ＆オーウェンのバカップルが悪ノリなりきりリメイク。テレビ版のスタスキー＆ハッチも、かなり分かりやすくカメオ出演！
ベイシティ署の問題児、スタスキー（ベンスティ）とハッチ（オーウェン）が、なんだかんだあってコンビを組まされた。
ドザエモンの引き揚げ事件からコカイン密売の情報を探り当てた二人は、大規模取引現場を取り押さえるべくドタバタする。ここでのコカインは、バイオテクノロジーによって麻薬成分を検出されないように改良された合成甘味料風味。ラリって！サタデー・ナイト・フィーバー！マルセル・マルソー！ダブル・ドラゴン！赤いフォード・グラントリノも再現して、むちゃくちゃ乗り回した末沈没させて！散々イチャついた挙句、オイシイところは他人任せ！

予習をせずに映画を見るのはいつものことなのだが、開けてびっくりベン・スティラーなのだった。しかも当たり前のようにオーウェンとバディ組んでるし…もう！この時点で同人回路発動なのよ。しかも今回はウィル・フェレルが、そのものずばりな役でこのバカップルに乱入。かなり大胆に、腐れ脳を刺激してくる…。くそっ、惑わされるものか！
製作総指揮もベンスティで、年代から考えてテレビっ子ベンスティの私的企画ではないかと思われる。私的企画でアツアツぶりを見せ付けられる。
私はオリジナルの存在を知る由もないのでただの＜いちゃいちゃムービー＞としてしか捉えられなかったが、オリジナルを知っていたらもっと素直に楽しめたかもしれない。「噂の刑事トミーとマツ」を、中堅芸人で映画リメイクするようなもんだもんなあ。トミ子ーっ！

それにしてもこの二人がな、本っ当に人目をはばからずアツアツなのよ！「ズーランダー」を越えたね。同人客層を狙った演出（そんな狙いがあるのかよ！）って言うかさ、エンディングのＮＧ集的な部分でまでいちゃついてるんだけど。誰か同人誌作ってないかなあ。よし、俺が作るか…いかんいかん、惑わされるな！