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ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

2008年05月18日 23時23分32秒 | 洋画>★★
The Chronicles of Narnia: The Lion, the Witch and the Wardrobe

2005年/米/アンドリュー・アダムソン監督/ウィリアム・モーズリー ジョージー・ヘンリー ティルダ・スウィントン ジェームズ・マカヴォイ 
2008年5月18日 テレ朝日曜洋画劇場

【あらすじ】
第二次大戦で英国から郊外にある学者の屋敷へと疎開した、ピーター(モーズリー)、スーザン、エドマンド、ルーシー(ヘンリー)のペベンシー4兄妹。かくれんぼのはずみで、お伽の国<ナルニア国>へと迷い込んだ。
白い魔女(スウィントン)により100年間もの間冬に閉ざされた同国は、予言に語り継がれる救世主である人間4兄弟が現れたことで大騒ぎ!
白い魔女を倒すべく、革命軍のリーダーアスラン(ライオン)と力を合わせる子供たち。ナルニア国の、4兄弟の運命や如何に!?


意外と下らないというかありきたりだし、子供の空想レベル。かと言って映像がいいかというと、CGも合成も雑。延長してまで放送する価値ないぞ。
懐かしいなあ、と感じたのは、別に原作を読んでいた訳でなく。
<箪笥の奥に異世界>っていうシチュエーションが、<僕がファンタジーの主人公に>という児童文学の王道だからだろう。恐らく本作がオリジナルなんだろうが。
漫画でも、大和和紀の「ふすまランド4.5」とかあったなあ。中学生の頃、友人がそんなファンタジーワールドを体験しているというので、彼女の家に遊びに行ったものだ。残念ながら、私には扉が開かれなかったのだが。
この延長線上にあるのが、たぶんロール・プレイング・ゲームなんだろうね。むしろ、RPGのように時間を掛けて経験値を積んでレベルアップしないと、終盤の戦闘シーンに違和感を感じる。
ところで、始めに母親と涙の別れを見せておきながら、その後母親の元に戻るとか母親を思うとか、そういう親子愛が無視されているのは如何なものだろう。
と、母親嫌い、子なしの私が心配することでもないのだろうか。
実際ディズニー作品だし、子連れで劇場に足を運んだ方も多かったらしい。が、「ロード・オブ・ザ・リング」ほどおどろおどろしくもなく安心して見ていられた、とかいう暢気な感想も少なくない。つーか、「母ちゃんはどうしたんだ」というレビューは皆無だったなあ。親はなくとも英雄は育つ。
そう言えば、ルーシーが最初に箪笥を開けたとき、ノブから白い粒がこぼれたと思う。
観察力が弱くて(と言うよりいい加減に見ていたので)、あれが何だったのか解らんかった。何でした?
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