今日は工具のメンテナンス方法などを
と言っても大した事をしているわけじゃ無い
割とみんなやっている方法だと思う
最初はペンチやニッパー類のメンテナンス
先ず準備するのは刃物用の油と布
掃除用なので、布は捨てるようなTシャツやタオルで充分
先ず、この部分に少量の油を付ける
で、先を上に向けて開閉を繰り返す
この時、ニッパーの刃がぶつかると潰れて切れ味が落ちてしまうので、写真のように完全に締まらない指で指を挟んでおく
開閉を繰り返すとこの様に軸の部分から円形に油がにじみ出てくる
裏から見るとこんな感じ
この時、にじんだ油が汚れていたら、一度油を拭き取って注油からやり直す
きれいな油がにじむようになったらOK
後はにじんだ油を拭き取って、そのまま全体を吹き上げれば終わり
にじんだ油が布に付いているので、それだけで充分防蝕になるんだ
このニッパー、もう何年も使って切れ味は落ちているんだけど、未だに錆は出ていないよ
因みにこのアルティメットニッパーは、3~4年前に買って一度試し切りをしたっきり使って無いんだけど、偶にメンテナンスしてやるだけでこの状態を維持している
ヤスリのメンテナンスは、先ず削りかすをきれいに落として、(歯ブラシでも良いし、トレマスのような物を使っても良い、きれいに落とすことが大事) 油が少量付いた布で拭くだけ
目詰まりが中々落ちない場合は、洗浄用シンナーを少量付けてキムワイプなどで拭き取れば大体落ちる (但し、フラか塗料での目詰まりに限る)
但し、その後に必ず油を塗布すること、じゃないとすぐに錆びるよ
ニッパーのメンテナンスを先にやっていた場合、使った布をそのまま使えば油を付けずに済んだりする
削りか酢が残っていると、そこに水分が付いて錆の原因になる
また、手油も錆の原因になるよ
ヤスリは鋼で出来ている物が多いから、元々錆びやすいからね
このヤスリ、もう大分使い込んでいて、目が潰れてきてるんだけど、未だに錆は無い
このヤスリもそうだね
写真でも目がつぶれかけているのが判る
でもまだまだ現役で頑張ってくれている
スピンブレードやピンバイスのドリルビットもコーティングが剥がれる (傷が入る) とそこから錆が出ることがある
使ったらちゃんと油を少量付けた布でさっと拭いてやると錆を防ぐことが出来るんだ
このスピンブレード、一番左の物が少し短い
実はこれ、無茶な使い方をして刃が欠けちゃったヤツ
自分で研ぎ直したんでちょっと短くなってるんだ
スピンブレードの場合、ゴッドハンドから研ぎ直し用の道具が出ているので、それを使えば研ぎ直せるんだ
もっとも、欠けないように使えば良いだけの話ではあるんだけどね ww
ああ、1つ注意点、油は付けすぎないように気をつけてね
付けすぎるとそこに埃が吸着して錆を読んだり、汚れになってこびりついたりすることがあるから、極薄く塗るだけにしておいた方が良いよ
ただ、長期間使わず保存する時は、少し多めに油を塗布しておくと良いかな
また、高い油を使う必要も無い
ホームセンターなどで売っている刃物用の油でOK
俺が今使ってるのは、洗浄剤とセットで1400円だったかな
少量しか使わないから結構長く持つよ
高い油を使うより小まめにメンテナンスをすることが大事
俺は、使った道具はその日のうちにメンテナンスをして片付けるようにしている
最初は "面倒くさい" と思っていたんだけど、ある日TVで所ジョージさんが "片付けは、次に使う為の準備なんだよ" と言っていたのを聞いて、ストンと胸に落ちた
ああ、その通りだ、きちんとメンテナンスをして片付けておけば、次に使う時にすぐに万全な状態で使える、その為の準備なんだと
それからメンテナンスを面倒だとは思わなくなった
所さん、やっぱり凄いなぁと思った次第だ