雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

050423 題詠マラソンから

2005-04-23 15:26:18 | 題詠マラソン2005から
[12560] 019:アラビア でん、としたアラビア半島人々の強くはかない想いを受けとむ(如月初香)

 でん、としたアラビア半島。悠久の歴史をふまえればなるほどの表現で、新鮮です。
 自国の独裁者につ次いで他国の侵略者に蹂躙されている人々の、強くはかない想い。僕たちははたしてそれをどれだけ受けとめているでしょうか。

[12554] 076:リズム 声上ぐることも忘れつ おそろしき未知のリズムのうねりに呑まれ(寺川育世 )

 女性ならではの性愛の歌と思われます。未知のうねりに呑まれいく、喜びを超えた不安と恐れ。性の深淵を覗かせるような歌です。

[12543] 003:つぼみ 撫で撫でて硬きつぼみよまるまると花の一生(ひとよ)を畳みてあれば(キタダヒロヒコ)

 「 撫で撫でて」と「まるまると」が「硬きつぼみ」をいとおしむ気持ちを嫌味なく表現しています。しかも、「硬きつぼみ」は「まるまると花の一生(ひとよ)を畳みてあれば」だというのです。すばらしい表現ですねえ。ぼくも「硬きつぼみ」をいとおしんできましたが、こんな表現は思いもつきませんでした。
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050422 日々歌う

2005-04-23 00:26:29 | 日々歌ふ
海隔つ彼の国人が犬の木(ドッグウッド)と呼ぶ木は咲けるああ花水木
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