雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

050403 日々歌う

2005-04-03 11:03:26 | 日々歌ふ
わが心深きところで突風が吹き荒れ狂う春にやあらん

 ネパールにいる姉のつれあいから長文のメールが届きました。ネパールはやはり大変な状況下にあるようです。そうした中でシニア・ボランティアに取り組む心境と、ぼくのブログと突然の歌の目覚めについての感想とが記されていました。
 そうなんですねえ。互いに還暦を過ぎて、残された時間を本当に自分らしく生きたいともがいているのかもしれません。
 彼にとってのネパールがぼくにとっての歌なのでしょう。

朝まだき民で溢るる点心の店で朝餉す香港遥か

 身内が明日まで香港に行っています。3年前に泊まった乾物問屋街に近い同じ飯店なので、きっと毎朝通ったあの汚いけれど活気に溢れたおいしい点心の店で、みんなでワイワイ朝餉をしているはず…。

一口で汗の噴出すネパールのマトンカレーの辛さうましも

 近所にネパール人がやっている店があります。ランチのカレーは、野菜カレー・チキンカレー・マトンカレーで、だんだんに辛くなります。家族で時々行きますが、マトンカレーが食べられるのはぼくだけ。でも、これがおいしいんです。何度食べても、一口で汗が噴出して口の中が火事みたいになりますが、やめられません。
 店の主も、ネパールの政情を心配しています。

たおやかに美しかりき君の名は無知ゆえ知らず ああ佐保君よ 

内面の葛藤よそに食欲の勝りにけりな春の来たれば
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050403 題詠マラソンから

2005-04-03 07:58:48 | 題詠マラソン2005から
039:紫 藁火にて燻ししのちの初鰹紫添えていとど芳(かんば)し(島菜穂子)

 夕べカツオの刺身を食べて、ぼくは
  カツオさえあれば文句はあるもんか これに桜と目に青葉とね
 という戯れ歌めいたものをつくりました。
 ともかくカツオが大好きなのです。タタキもよく作ります。
 「藁火にて燻」すのはとくにおいしいんですってね。
 初鰹を最高の料理で迎えた作者の静かなよろこびと、大皿に美しく盛られて匂いたっているタタキが目に浮かびます。
 

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