雪の朝ぼくは突然歌いたくなった

2005年1月26日。雪の朝、突然歌いたくなった。「題詠マラソン」に参加。3月6日に完走。六十路の未知の旅が始まった…。

050419 日々歌う

2005-04-19 16:06:41 | 日々歌ふ
老いぬれば日々に惜しまる生命満つ春よ緑よ過ぎゆく刻よ

陽に浮かぶ桂の葉並み量(かさ)増して陰翳深く風にゆれをり

青もみじ背にして咲けば八重桜華麗なれどもくどさやはらぐ

ツバメ啼く声聴くことのなかりしを気づくも床しピユピユリリリ

道の端で歩行者数ふる若者に二十歳のわれの姿重なる

祖先はね海賊だよと教ふれば子らは呼びけり海賊先生と

誰一人湛山の名を知らぬ子にその偉大さをわれは語りぬ

湛山の旧居を求め彷徨えば老樹の桜白八重に咲く
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050418 日々歌う

2005-04-19 15:59:42 | 日々歌ふ
切り株に思いもかけぬ芽吹きあり紫二輪咲くもうれしき

首伸ばしすっくと立ちてオレンジのクレーン目ざす青き大空

さくら散り富士も大和も消え去りぬバブル狂乱夢の痕跡
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