日本基督教団 七尾教会

能登半島にたてられた七尾教会の日々です

アドベントクランツ

2009年11月30日 | 地震のあとで
昨日からアドベントに入り、幼稚園のホールにはアドベントクランツが登場しました。故・田村一夫さんのアイデアで自転車の車輪を使い、まわりに杉の葉をつけてのクランツです。

実は地震前は教会の玄関にも飾っていたのですが、地震後やめました。飾る場所が地震後、どうもゆがんでいるのです。ここにちょっとした重みをかけたらなんかまずいかなぁ・・・、と。
来年のクリスマスは無理だと思うけど、2年後のアドベントには、新しい礼拝堂にアドベントクランツを飾りたいと願うのです。(かまどらんこ)
コメント

最後の・・・大掃除

2009年11月29日 | 地震のあとで
アドベント第一主日。午後、七尾教会では恒例の大掃除が行われました。
小学3年生から後期高齢者まで参加。
大人達はこの大掃除が、おそらくこの礼拝堂最後だという思いがあり、一つ一つに感慨深げなのですが、小学生、中学生たちは床を磨きながらしりとりを楽しんだりしてキャーキャーにぎやか。けれどこの子たちがこの掃除に参加してくれた事は後から振り返れば大きな意味があるに違いない。覚えておいてね、この礼拝堂を君たちが教会学校の礼拝をしてきた集会室を。そして何十年か後に語ってください。最後の大掃除に参加したことを。もしかしたら覚えているのは、おやつに食べたケーキのことかもしれないけれど。

また、参加者の中に、1991年以来の近藤くんの姿がありました。1991年というのは90年12月に改修された礼拝堂にとっては初の大掃除だったわけで、奇しくも最初と最後だけ、この大掃除に参加するということになったわけです。共に礼拝堂の床にワックスをかけながら、過ぎた歳月に思いをはせました。
アドベントです。
コメント

良き管理人

2009年11月27日 | 地震のあとで
今週は晴れの日が続きました。冬に向かう中での貴重なお天気です。
昨年は体調が悪くてできなかった幼稚園の庭の整備をいろいろすることができました。去年は自分の体が思うように動かないもどかしさ、自分の思いが人に伝わらないもどかしさの中で過ごしました。それに比べて、自分の体がある程度思い通りに動かせる今年は、それだけでとても幸せな気分です。

落ち葉を掃いたり、庭の砂をならしたりという目立たない仕事もあります。子供達とそり遊び用の大きな山を作ったりという楽しい仕事もあります。
今日は小さいお友達と一緒にチューリップの球根をうえました。その途中、風にのって裏の小丸山公園から、チラチラときれいな葉がおちてきます。

「かぜさんがおとした」と子供達はニコニコです。
太陽の光をあびるその葉の美しさには毎年感動します。そして思います。「神様が落としてくれるんだよ」。
たくさんの信仰の先輩達が残してくれたこの七尾幼稚園のお庭。なにより、神様がくださったこのお庭。
私は、この庭の良き管理人でありたいと心から願い、それが出来ることを喜んでいます。(かまどらんこ)
コメント

下水道工事のうちあわせ

2009年11月25日 | 地震のあとで
朝、七尾市の担当者がいらっしゃいました。下水道工事の打ち合わせの為です。どこにマスを置くかなども話すために、金沢から設計士さんも来てくださいました。

細かい工事のことは???な私です。が、どこに蓋がくるのかとか、どんな工事になるのかとで話に加わりました。心配だったのは、負担金。学校法人はかなり減免になるので、思っていたよりもずっと少ない額だということでホッとしております。(かまどらんこ)
コメント

支援ニュースNo.6

2009年11月24日 | 主日礼拝
能登半島地震支援ニュースが送られてきました。No.6。
クリスマスに向けて献金のお願いです。
あと2300万。
目標1億5千万のうち85%にすでに達しているというのは、感謝としか言いようがないことです。
あと2300万。大きな金額ではあるけれど・・・。
祈りつつ、待つ。
コメント

相手を知らないと・・

2009年11月23日 | 地震のあとで
よく晴れた日、石川地区信徒大会に牧師、西野長老、近藤君と一緒にでかけました。会場は白銀教会(金沢市)。
白銀教会は、七尾教会の一年前に完成した会堂で、随所に七尾教会礼拝堂との類似点があります。高桑守二先生が白銀教会の会堂を完成させた後、七尾教会の会堂建築にも深く関わった事が、一目瞭然。聖餐台、会衆の長いすなどは、寸法を変えただけという感じです。それを確認しつつ、新しく建てた後も、この白銀教会と同じようだなと思えるようでありたいと願うのでした。

さて、地区信徒大会の講師は小室尚子先生。主題は「異教・異文化の中でのキリスト者の課題 日本人の精神的伝統とキリスト教」でした。限られた時間の中で、ギュッとつまった内容で、日本の宗教史を語ってくださり、その中でキリスト教をこの日本に伝える為に何が必要かを考えさせてくださいました。「相手の世界観を知った上で、宣教を考えていく」。相手を知らないと対策は立てられないー伝道にならない。福音を伝える為に学ぶべきものがある。

良い学びになりました。早速明日子供達に語る言葉を工夫しようと思いました。(その事をなぜかトイレで出会った小室先生に伝えることになってしまいましたが・・・)
午後の交わりの時では、能登半島地震復興への感謝の言葉が語られました。

今日、東京では日本伝道150年記念式典が行われているのですね。そちらにも行ってみたいなと思いましたが、時間的に困難でした。能登から行くと2日がかりになってしまうので・・・。釜土達雄も工夫してみたのですが、ちょっと難しかったです。
会場の青山学院講堂、私にとっては中等部時代の懐かしい場所であります。だからこそ行きたいけど行くのはやめようと思いました。以前自分がいた場所にいくと、今自分が立っている場所と離れた気持ちになりそうな・・・。会堂改築が終わるまでは、振り返らずに前に進みたい。
またいつか行く機会もあると思う母校です。(かまどらんこ)
コメント

教会学校幼小科出席者0

2009年11月22日 | 地震のあとで
朝9時、中学生は2人やってきたけれど、小学生の姿がない。
久しぶりの小学科0。

新型インフルエンザで学級閉鎖そして学年閉鎖・学校閉鎖が相次いでいるのも一因かと思うのですが・・・。やはりさびしい子供のいない教会学校。
来週からアドベント。子供達がまた新たなスタートをしてくれますように。(かまどらんこ)
コメント

おもちつきの思い出

2009年11月21日 | 地震のあとで
今日は幼稚園のおもちつき大会でした。毎年、保護者のみなさんがいろんな準備をしてくださって、当日も本当にがんばって下さってこの行事があります。

このおもちつき、24年前に教会・幼稚園の共催バザーでを初めて行った時にももちつきがありました。その時は教会の婦人会が仕切っていました。横で見ているだけの若き日の私(大人になってから初めてのもちつきでした)は、もちつきという行為の周りにある不思議な一体感を学びました。たくさんの準備が必要なおもちつき。一つのウスの周りに集まる人々。つく人も、手返しする人も、お湯の準備をする人も、おもちを丸める人も、そして食べる人も・・・。とても盛り上がり、とても一体感があったのです。

夜になり、お祭り騒ぎの終わった幼稚園の中で、その時かっぽう着姿で大活躍だった、今はもう召された姉妹方の事をふっと思い出してしまったのでした。(かまどらんこ)
コメント

収穫感謝礼拝

2009年11月20日 | 地震のあとで
今日は収穫感謝礼拝。この礼拝堂での最後と思ってビデオにおさめようとしたのですが、うまくいきませんでした。自分が悪いので、自分一人でガッカリしています。久しぶりにつかったビデオカメラがなぜか電源が入らなかったのです。事前にチェックしておけば良かったのですが・・・。来年もあると思えばそんなに悲しくはないのですが、今年はけっこう落ち込んでいます。
来年はたぶん礼拝堂ではない収穫感謝礼拝になるでしょう。どんなふうにしたらいいのか・・・。今から頭を悩ませています。(かまどらんこ)
コメント

偶然・・・

2009年11月19日 | 地震のあとで
夜中に、テレビをつけたらベルリンの壁崩壊についての海外ドキュメンタリーがやっていました。途中からだったのですが、最後まで見てしまいました。チラッと聞いたことはあったものの、実際に起こった出来事を現場にいた人々の証言で語られるシーンは心に残るものでした。海外のドキュメンタリーは丁寧に作ってあるものが多いですね。

ベルリンの壁崩壊という大きな出来事が実はたくさんの偶然が重なって起こった事だと改めて知るのでした。思い違いやミス、偶然その場にいなかった事、たまたま行ってみた、たまたま外出中だった・・・。大きな歴史的な出来事もよく検証してみるとそんなふうなのかもしれません。

教会で起きる奇跡のような出来事も、時には「たまたま」がスタートだったりします。けれどそこに神様のご計画があったのでは・・と気づかされることもあとからけっこうあるものです。地震からの復興の記録を後から細かく検証したら、また神様の計画に深く感謝することになるでしょう。(かまどらんこ)
コメント