日本基督教団 七尾教会

能登半島にたてられた七尾教会の日々です

ショッピングカート

2009年06月29日 | 地震のあとで
数日前、地域のニュースで「近江町市場でショッピングカートが使えるようになりました」と報道していました。近江町市場は、市場ですから、たくさんのお店が並んでいる場所。ですから一度でレジを通るスーパーなどにおいてある、ショッピングカートは今まではなかったのですが、買い物客の要望で置くようにするということでした。

インターフェロンで体力が無い時に、私のショッピングカートに対する考え方はかなり変わりました。今までは「荷物が多い時にショッピングカート」でした。たくさん荷物があるから、大きいカートを使うのが便利!と思っていたのです。少ない買い物なら、手でカゴを持った方がさっと歩けていいと考えていました。
ところが体力が無くなると、カートは荷物が多いから使うものではないということに気づかされました。そうか、歩くのがつらいとき、このカートに少し体重をかけるようにして歩くとラクなんだ。だからご高齢の方が荷物が少なくてもカートで買い物しているんだ。こんな単純な事に、やっと気づいたのでした。そして、カートなら、買い物していて不自然ではないので、ちょっとつらい時にいいのでした。カートに頼りながらも自分のペースで移動できる。

今は教会の建物の中は段差が多くてだめなのですが、新しい教会は建物の中に段差を作らないように設計されることになりそうです。そうなったら、小さなショッピングカートをが教会にあったら、ちょっと体がつらい方には歩きやすいかなと思っています。
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能登有料道路の割引

2009年06月25日 | 地震のあとで
この春、全国的には大きな話題だった、土日の高速道路どこまででも1000円。おかげで能登にもマイカーで訪れる観光客が少し増えたらしいです。
でも能登有料道路は、どこまでも1000円と関係ありません。経営しているところが違うのと、能登有料道路ではETCレーンはないからです。(のんびりとした料金所です。)

でもこの夏、能登の旅館に宿泊する観光客を対象として、大幅割引が行われるようです。地震の後、危機意識の高さからがんばっている能登の観光産業。少しでもよい要素が多いといいと思います。(かまどらんこ)
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知っている方の顔

2009年06月24日 | 地震のあとで
教団新報が届きました。いろいろな教区の教区総会の報告が載っています。
そして、だいたい教区の三役のお写真が出ています。

見ていて、なんだか嬉しかったのは、知っている方が多かった事。能登出身の先生、以前北陸の教会で奉仕していらした先生、そして地震の後で能登に来てくださった先生。なつやしいお顔を見ながら、(ちょっと白髪が増えましたね!という方もいらしたりして、)、嬉しく思いました。
地震の後でありがたく思うのは、こうした先生方がずっと祈りの中に覚えていて支援の輪を広げていってくださったという事。感謝。
今後もそれぞれの先生のお働きに神様の祝福を祈りつつ・・・。(かまどらんこ)
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大雨注意報の中でのお留守番

2009年06月23日 | 地震のあとで
昨日は午後から能登南部に大雨注意報が出されました。
その気象情報に、ちょっと不安な気持ちがありました。なぜかというと昨日は、釜土達雄牧師は、教団社会委員会の為に東京へ出張。
「一人で留守番の日に大雨注意報なんて・・・」と思ったのでした。

けれど幸いな事に、治療中断後は表面的には健康が与えられており、自分で体を動かす事ができます。小雨の間に溝にたまった枯れ葉をとったりして、事前の対策をとって雨に備えました。
そして、雨は予想されたほどではなく、去っていったのでした。

昨夜は輪島教会で牧師就任式でした。釜土牧師は出張中で、私も夜の外出はまだちょっと自信がないので、七尾教会からは森山・池口の2人の長老がお祝いにいきました。(かまどらんこ)
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あまねく世をてらす

2009年06月22日 | 地震のあとで
昨日の主日礼拝、出席者は13名。いろいろな都合での欠席の連絡があったので、きっと少ないだろうなと思ってはいたものの、やはり少ない13名。
午後は金沢教会の伝道師就任式に出席しました。私にとっては久しぶり(ほぼ一年ぶり)の他教会。元気いっぱいの若い伝道者の就任式で、たくさんの出席者と共に讃美歌453をうたうと、「やがて時はきたらん、神のみひかりのあまねく世をてらす明日はきたらん」という歌詞も現実的に思えます。

金沢教会は地域の中心的な役割を果たす教会として、伝道師を迎えられました。金沢教会内だけの活動に関わらず、地域の諸教会またミッションスクールでの奉仕が期待される就任のお祝いの会となりました。無牧の教会、補教師が主任の教会、また牧師が病気になった場合などをつい想定してしまいます。

会の最後の祈祷で、金沢教会の横井先生が、能登半島地震からの復興を祈りに加えてくださいました。私にとっては久しぶりに、自分の教会以外でそのことが祈られる声を聞きました。感謝と共にアーメンでした。

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やり残している仕事

2009年06月20日 | 地震のあとで
今週七尾幼稚園には教育実習生が6名来ていました。実習生は、実習前に少しでも時間があったら「何かすることはありませんか」と聞くように言われているので、こちらも何かすることを考えておかないといけません。そんなわけで、実習生が来ている間は、幼稚園の大掃除が行われます。

昨日、幼稚園の塔屋の掃除をはじめてもらいました。実はそこはあの地震の日以来ほうっておいた場所でした。そこは温室がわりに、いろんな花の鉢をおいてあったのですが地震の後は鉢が落ちてめちゃくちゃになっていたのです。片付けなくてはいけないと思いながらなかなか手がつかない場所でした。ようやく、やろうと思えたのでした。
実習生達はただ黙々と掃除をしてくれました。めちゃくちゃだったところがきれいになって、すごい仕事をした満足感があったようでニコニコ笑って「終わりました!」と報告に来てくれました。
今日の午前中はその続きの後始末。

夜は少しずつ幼稚園のホームページの更新。ようやく、今年2月の園だよりのアップを終えました。この号には水谷さんの事が巻頭言にかかれています。(かまどらんこ)
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おたまじゃくしの降る街

2009年06月18日 | 地震のあとで
能登半島地震の話題以外で久々に全国ニュースで取り上げられている七尾市。
話題は、空からオタマジャクシがふってきたというものです。

いろんな説が流れていて、なかなかおもしろいですね。なぜこんなに取り上げられるのか???
私は鳥の仕業だと思っております。田んぼは街の中心からちょっといけばいっぱいあるし、そこにはオタマジャクシがいっぱいいるし、アオサギはまちなかでもかなり飛んでいます。竜巻や突風はあまり遭遇しませんが、アオサギはよく見かけますし、カエルの声も聞こえてきます。能登半島はそんなのどかな世界です。
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宗教法人規則変更

2009年06月16日 | 地震のあとで
石川県庁から、規則認証についての通知が届きました。
宗教法人日本基督教団七尾教会の規則変更が認証されたという通知です。
何を変更したかというと、38条の削除です。
「第38条この法人の伝道所を左に置く
 富来伝道所   石川県羽咋郡・・・
 西岸伝道所   石川県鹿島郡・・・」という項目。

伝道開始の時、富来伝道所は、七尾教会の伝道所でした。それがいろいろな経緯を経て、今は羽咋教会の伝道所となっています。が、どのタイミングで宗教法人規則を変更するのがいいのか、なかなか決断がつかず現在にいたりました。去年新しい富来伝道所の礼拝堂が建築され、ここで整頓するのが一番いいという事になりました。
認証までにはちょっと時間がかかってしまいましたが、これを登記すれば、法的には七尾教会と富来伝道所は関係が切れることになります。もちろんこれからも能登圏として富来を支え続けることにかわりありません。(かまどらんこ)

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設計図

2009年06月16日 | 地震のあとで
日曜日の午後、「婦人会」がありました。そこで現在作成中の設計図を婦人会の方々に見せて意見をいろいろ言っていただきました。七尾教会では、とにかく教会員のほとんどが婦人会なのです。教会の掃除・愛餐会の準備・・・、そんな事のほとんどが婦人会の奉仕。
設計図を見ながらも、みなさんの感心は教会の実務的な事になります。「掃除用具入れ」はどこになるか。「愛餐会の準備」はどこでするのか。中には「ぞうきんはどこに干すの?」という現実的すぎる話もありました。けれどこうした疑問の一つ一つは、一人一人が教会の中での奉仕に誠実である証しと思います。細かい事はまだまだこれからですが・・・。

さて、私事ですが、インターフェロンの注射を中断して3ヶ月になりました。残念ながら現在のインターフェロンは私の肝炎ウィルスには効果がないようでした。本来7月まで続けるものだったのですが、自分で決断し、3月でインターフェロン治療を止めました。今は肝臓の状態をよくする飲み薬をのみながら、過ごしています。主治医の先生は、私の少々わがままな結論をゆるしてくれました。
正直2月3月は、かなり副作用がひどく、昼間はなんとかなるものの、夜はかなり悪い状態でした。体調が悪い時は、何もできないもので、ただいろんな事を考えます。テレビ番組でもいろんな方の闘病記みたいのに目がいきます。「元気になったら・・・がしたい」。それぞれに生きる目標があり、やりたい事がある。
命に関わる病気ではないものの、思い通りにならない体調の中で、自分がしたいことは何かを考えました。
「自分の仕事をさせてほしい」
神様から与えられている仕事をしたい。そう心から願いました。
このブログも少しずつ続けていこうと思います。 (かまどらんこ)

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この礼拝堂では最後の・・・

2009年06月08日 | 地震のあとで
今日は七尾幼稚園の花の日礼拝を、七尾教会礼拝堂で行った。
毎年同じ行事。朝、子供達は家から持ってきた花を先生に差し出す。それを先生が受け取り、整え、教会礼拝堂に持ってくる。
今年度になって初めて、礼拝堂でする行事。子供達の中には初めて礼拝堂に入る子もいる。子供達なりに礼拝堂に入るだけで、その雰囲気を察する。ここは大事な場所なのだとわかる。その時の子供達の顔が私はとても嬉しい。
「そうだよ、ここは礼拝堂だよ」、言葉には出さないけれど、そう子供達一人一人に語りかける。
ちょっとふざけそうになる子にも目で話しかける。「ここは礼拝堂なんだから、それはいけない」。
それも今までずっとしてきた事。幼稚園の子供達や教師達にとっては、行事の一つにすぎないかもしれない。

その中で一人、さみしさを感じながら、写真をとり、ビデオを回した。そして写真やビデオには残せない、いろいろな感じを自分の心に刻む。
この礼拝堂ではたぶん最後の幼稚園の「花の日礼拝」。
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