日本基督教団 七尾教会

能登半島にたてられた七尾教会の日々です

消防車のカード

2024年02月29日 | 教会の出来事

今日の午後、幼稚園に救援活動をしていると言う元消防士さんが登場。

子どもたちに消防自動車のカードをくださるということ。

ちょうどおやつ前で一つのお部屋に集まっていた子どもたちの所へお連れしました。姿かたちが消防士さんぽいので、なんだか喜ぶ子どもたち。カードをもらってなんかうれしい。子どもたちは消防車や救急車が大好きです。

 

報道では「ボランティアが少ない」と言われている能登。他の被災地と比較する事ができないので、多いか少ないか私にはわかりません。

確かに「何かしたいのだけれど」というボランティアさんに来ていただくのには能登の方の体制が間に合わないような気がします。

ただ組織がしっかりしている支援団体の方々にはたくさん出会います。自分たちの団体はこんな事をしていますと話してこられる。

 

今日の元消防士さんは明石市から。きっと阪神淡路大震災の経験からつながる活動。感謝。

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和倉温泉の夕陽

2024年02月29日 | 2024能登半島地震

朝のNHKニュースで和倉温泉が取り上げられていた。

七尾駅に近い七尾市旧市街より、和倉の方が揺れがひどかったといろんな人から聞く。和倉は海沿いの温泉地だから…

自分は和倉に泊まることはあまりない。用事で行っても家に帰ってくる方が翌日の仕事とか考えると楽なので…

 

写真はそんな私がコロナの前に東京の母を連れて泊まった旅館からの夕景。

今日中継で答えていた方の旅館。

 

この美しい夕陽を観光客にお見せできる和倉が復興できるように…

けれど地元の人たちは何年もかかる事をわかり、その困難さを知っている。

 

 

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新聞記事

2024年02月28日 | 2024能登半島地震

羽咋白百合幼稚園のことが地元新聞の能登欄に大きく記事になっていた。

羽咋白百合幼稚園は、羽咋市では唯一のミッションスクールである。職員にクリスチャンはいないけれど、礼拝をし、お祈りをし、讃美歌を歌う。

先週の金曜日に自分の目で見たけれど、現状はかなり厳しい。子育て支援センターと言う建物があったので、保育を続けることができているが、そのために現場の先生たちは大変な努力をしている。

日本基督教団には関係学校、施設が数多くある。その多くがノンクリスチャンの献身によって支えられている。教会の皆さんが彼らのために祈ってほしいと切に願う。

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Hさんの家

2024年02月27日 | 2024能登半島地震

午後、ホームセンターに買い物にいくと、入り口のところで、Hさんの息子さんに出会う。

Hさんは私が七尾に来てからずっと長老としてご奉仕くださり、コロナ禍の2020年にガンのために亡くなられた。亡くなる2ヶ月前まで長老会に出席された。ガンはかなり進行していたが、いつも笑顔。ポジティブな方だった。

息子さんにお家の事をきいてみた。その街は赤(全壊)か黄色(半壊)。

「全壊です」 今はもう一つ所有している方の家にいるという。

やっぱりそうかと思う。

 

幼稚園に戻って、園の主任にその事を報告する。うちの主任は小学生の頃にHさんのそろばん教室に通っていた。七尾幼稚園に就職することにしたのもHさんの影響も大きい。

「そろばん教室の部屋がダメなんですね」

寂しそうに語る彼女の家も黄色。

 

今の七尾をHさんが見たらどう思うのだろう。いや、Hさんのことだからすぐお祈りするだろう。いっぱいお祈りした後で前向きに歩き出すはずだ。

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どら焼きに気持ちを込めて

2024年02月26日 | 2024能登半島地震

幼稚園の子どもたちが、園の活動として月2回言っているスイミングスクールの方が菓子折りを持って挨拶にこられた。

現在の場所で復旧する見込みがないこと。数年かかってもまたプールを作りたい事を語っていかれました。続けていきたいと言う思いが伝わってきて、辛いけど笑顔で。

帰られてから、菓子箱を開けると「がんばろう能登」のどら焼き。

大変な状況だけど…。どら焼に自分の気持ちをのせて。

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能登のプロテスタント教会

2024年02月26日 | 教会の出来事

地震があって一週間後ぐらいに、能登半島地震被災者のために何かできないかと、関東地方の単立の教会からお問い合わせの電話を受けたことがありました。

うちの教会はそんなにアクティブに動けないので、内灘聖書教会という教会に連絡したらどうですかとお答えしたことがありました。

聖書教会は石川県内の教会のグループです。聖書教会連盟として、門前や能都にも教会があります。教団よりも能登では教会が多く、アクティブな教会員も多くいます。北陸唯一キリスト教書店も内灘聖書教会の中にあります。

 

そういえばどうなったかなとひさしぶりに内灘聖書教会のホームページを見ると、いろいろな活動の様子がアップされていました。

教団ではありませんが、同じ主を礼拝する群れが、能登にあることを知っていただけたらいいなと思います。

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能登圏デー

2024年02月25日 | 2024能登半島地震

2月の最終日曜日は能登圏デー。コロナの前までは講壇交換を行なっていた。

能登圏デーは年に2回。7月の2週にもある。7月には羽咋教会の牧師が、2月には輪島教会の牧師が七尾教会礼拝の説教奉仕をしてくださる。

礼拝後には愛餐会。お互いの教会の近況を話す。あの人は元気ですか?あの人は教会に来てますか?

ただコロナになって講壇交換は中止。ざっくばらんに話す機会も失われた。

 

今年度7月、久しぶりの講壇交換があった。けれど2月は中止。本当はこんな時だから、あの人この人の消息が気になるけれど。いつかまた通常の能登圏デーに戻ること日を祈りつつ。

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338

2024年02月25日 | 2024能登半島地震

今日はいつものオルガニストのMさんが、復興のお仕事のため、東北へ。そこで今日の奏楽はKさん。そして今日の説教後の讃美歌は338。(讃美歌21ではない)彼が自分の葬式に歌ってほしいと言ってる讃美歌だ。

歌っている時に、2007年のことを思い出す。

あの時は、地震被害が思ったより深刻で建て直しをしなくてはいけないとわかった直後礼拝でこの338だった。涙が出たのをこっそり拭いた。まだ他の教会員に話していなかったから。338を歌いながら覚悟ができた。神様の導きに従って、礼拝堂を建て直そう。

 

今回も地震の後、338。主のしもべとして能登で生きている人々と共に歌う。

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2月25日主日礼拝

2024年02月25日 | 教会の出来事

今日は10名の出席でした。

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能登の課題

2024年02月24日 | 2024能登半島地震

礼拝堂のお掃除にいらした教会員との会話。

Aさん  屋根瓦被害。見積もってもらったらちゃんと直すのには400万と言われたけど老夫婦での家なので100万くらいで直す予定。それと別に電気温水器壊れて100万。地震保険は30万くらいかな…

Bさんも屋根。まだ業者さんにみてもらってない。もっとひどい人がいるから後でいい…

Cさんの家は全壊。公費での解体を申請中。

2007年の地震では一番壊れたのが牧師館だったのですが、今回は一番被害がないのが牧師館です。それがなんだか申し訳ないような気になります。

 

さて、地元新聞には「全ての課題が能登に出現」というコラムがありました。

「建物倒壊」「大規模火災」「土砂崩れ」「液状化」「津波」「災害関連死」「停電」「断水」

その上にかぶさっているいちばん大変な課題は「高齢化」です。奥能登高齢化率(人口に占める65歳以上の割合)は50%前後。ただ肌感覚ですが、60代より80代多いような状況です。

能登全体で、子どもさんの所に避難してそのまま能登に戻ってこないと言う選択をされる方が多くなるのでは…と。

 

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