日本基督教団 七尾教会

能登半島にたてられた七尾教会の日々です

結婚式と礼拝堂

2009年05月02日 | 地震のあとで
教会礼拝堂で、結婚式がありました。
花嫁は、幼稚園の卒業生。在園中は、お父さんお母さんはもちろん、おじいさんおばあさんもよく幼稚園に来てくださったご家族です。

正直に言いますと、教会の方の準備は完璧とはいきませんでした。とりあえず何とか形を整えたという感じでした。けれど、結婚式に出席する人々が、なぜ彼女がここで結婚式をしたいのか、よくわかっていてくれたのでしょう。いろいろな不備はあまり気にせずにいて下さいました。

幼稚園の子供達にも少しだけ、花嫁さん・花婿さんを見る機会がありました。それを見ながら、また花嫁が自分も幼稚園時代に「花嫁さん」を見て嬉しかったと話してくれました。

幼稚園の入園から卒業まで見守り、その後も教会学校の行事やクリスマスに顔を見ていた子の結婚式。万感の思いがあります。小さい時に見た結婚式と同じ場所で結婚式をする。なんと素敵な事でしょう。それを見守る事ができたのは、幸せなことでした。
あと一年後には解体となるはずの礼拝堂。今日はひときわ輝いて見えました。改めて、この礼拝堂の美しさを感じた一日でもありました。
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