朝の会話では、「昨日、水が出ました」という報告があった。拍手。ひとりひとり、少しずつでも希望が見えていくのは嬉しい。
昨日設置された幼稚園のタンクに、給水車が来る。「札幌市」。能登の断水解消のために日本中から支援が来ている事を実感する。
一月末で避難所が縮小されると聞いていた。一時臨時の避難所になっていたからか、避難所で残ってしまったお菓子をいただいた。
教会の玄関から道路を見ていた時に、一週間幼稚園に避難していた人が通りかかった。どうされているか聞いてみると、一部損壊している自宅に戻ったという。
一か月たって、それぞれの家の事情が具体的に見えてくる。想像以上に深刻。経済的には厳しい現実。あの店も廃業するらしいという噂。一か月たって、決断を迫られている七尾の人々である。