日本基督教団 七尾教会

能登半島にたてられた七尾教会の日々です

主の業に

2010年05月31日 | 地震のあとで
昨日の主日礼拝出席者は14人。求道者はゼロ。小さな七尾教会ですが、その中でもやはり少ない礼拝出席者。
なんだか前にも覚えがある光景。大きな工事が始まる前、なぜか集う人は少なくなる。
若い頃の私はそれにあせりを覚えたものだった。困った、これから大変なのに・・・と思ったものだ。

けれど今はそう思わなくなってしまった。会堂建築は神様の業。もし神様がたくさんの人を必要とされるのならば、どんな事があっても集めてくださるだろう。人の力を神様が必要とされるのならば。

しかし、聖書によって明らかにされるイスラエルの歴史は、そして教会の歴史はそうではないのはキリスト者なら知っているはず。神様は多くない、そして力も弱い人を集められる。人間の業ではなく神様の業であればあるほど。「多すぎる」と言われる。

昨日会堂に集められた14人。少ない。この世的には力弱い。それでいいのだと信じている。(かまどらんこ)
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修復ほぼ完了の記事

2010年05月27日 | 地震のあとで
朝新聞を開くと、「明治の館」修復ほぼ完了ー能登半島地震で損傷 来月公開再開 という見出しが目につきました。やっと終わった修復があるのだなと久しぶりに思いました。だんだん地震からの修復というのが記事にならなくなってきたのです。

「明治の館」というのは、七尾市中島町になる明治時代の大地主の邸宅。七尾市の指定文化財の一つです。能登半島地震で大きな被害がありましたが、七尾市の他の文化財の修復を先にしたので、一番損傷のひどかった明治の館が最後になったと報じられています。けれどまだ完成ではなく、米蔵はまだ修復が続くのだそうです。

地震から3年たっても、まだいろんな所で「修復」は続いているのだなと改めて思うのでした。(かまどらんこ)
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はるかちゃんは、もうかまない

2010年05月26日 | 地震のあとで
朝、突然設計の松尾さんが幼稚園の玄関に。ちょっとした打ち合わせにいらしたようだ。午後には建築会社の方が駐車場でなにやら打ち合わせをしていた。建築の日が近づいてきている。

そんな中、おとといの夜、ハムスターのはるかが死んだ。もともとの飼い主さんから2008年の秋に幼稚園が譲り受け、その後いろいろ考えて牧師館においておいた。最初の頃は元気だったので、昼と夜の温度差がある幼稚園内でも悪くはなかったのだが、年を経るとちょっと難しいと思ったからだ。幼稚園というところは昼間子供達のいる間は温度調整をするが、夜間は何もしない。
まだましな牧師館につれてきたおかげで、私との関係は密になった。3匹いたハムスターの一匹一匹の個性や食の嗜好も観察できた。はるかちゃんは、気性が荒く、すぐかむ。世話をしながら何度かまれたかしれない。そして何よりの好物はイナゴ豆だった。2週間前から様子がおかしくなって、ヒマワリの種を割ることもできない。だけどイナゴ豆は大事そうにかかえてかじるというよりなめるようにしていた。そして、おとといの夜、動かなくなった。
今日、そっと庭に埋めた。飼い始めた時から、きっと改築する頃までのつきあいになるだろうと思っていたけれど、ちょっとさびしい。(かまどらんこ)
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茶色い封筒の中身

2010年05月25日 | 地震のあとで
朝、タクシーが「西野さんからです」と茶色い封筒を届けてくれた。この前の愛餐会の時に話題になった、西野富貴子さんの戦時体験をつづった原稿が入っている。
ゆっくり読みたい。
でも今日は幼稚園のいちごがり、そして内科検診。封筒をデスクにおいて一日を過ごした。

いちごがり、内科検診の間にも見学の人が来たり・・・で全く間がない。
なにせまだ幼稚園の入園式の写真も配れていないし、園だよりの5月号も発行していないし、ホームページのアップなんて夢のまた夢という状態。時間がない。
工事前でこの状態じゃあどうするんだ!と思うのだけど、朝早く起きたり夜遅くまでしたりとしてもどうも時間が足りない。

というわけで、今も茶色い封筒を横においている。まだこれから明日配る幼稚園のおしらせを作らなくては・・・。(かまどらんこ)
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高血圧です

2010年05月24日 | 地震のあとで
先週の火曜日水曜日には、中部教区総会が金沢教会を会場として開かれました。火曜日の夜には「能登半島地震」を覚える特別な時間がもたれました。当日のことを話したり、復興の様子を報告したり・・・。こういう時間をもっていただいたことは大変感謝なことでした。能登の信徒達もその報告会に立ち会う事をゆるされ、私も同席させていただきました。

さて、その中部教区総会で少々体調不良だった釜土達雄。今日かかりつけのお医者さんにいってきました。やはり「高血圧」。高脂血症で高血圧とは・・・。しばらくはお薬を飲みながらの日々となります。(かまどらんこ)
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ペンテコステ愛餐会

2010年05月23日 | 地震のあとで
教会の台所では、朝から、西野さんと春成さんがなにやら準備をしていました。今日はペンテコステ。ですから愛餐会の準備です。改築工事が始まれば、教会の台所は使用できないので、こうしてお料理をして愛餐会をすることはできません。

礼拝後、たけのこご飯の愛餐会。和気あいあいと話がはずみます。ふとしたきっかけで、戦争体験の話になりました。西野富貴子さんの昭和20年8月の体験に耳を傾ける事になりました。徴兵されていたご主人を訪ねて九州まででかけた事、広島が通過できず歩いて山越えをした事、その時たくさんの人が歩いていた事、大阪で8月15日の放送を聞いた事。
いつも礼拝を共に守っている親しい姉妹から、こんなにじっくり話を聞けるのも小さな教会の愛餐会ならではの事です。

もうすぐ正式決定となりますが、8月2日から解体となる予定です。となると、現・礼拝堂での礼拝もあと10回。今の形での愛餐の機会はあと何回でしょうか・・・。
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連休のおわり

2010年05月06日 | 地震のあとで
気がつけば5月6日になっていました。ゴールデンウィークが終わりました。
けっきょくほとんど敷地内から出ないで過ごしてしまいました。七尾の一番大きなお祭り、青柏祭もチラッと見にいっただけで。

テレビでは盛んにUターンの混雑を報道しておりました。

今、休日を地域ごとにするという事が論議されていますが、地方では?です。そもそもそんなに混雑してないのです。そして深刻なのは、もし都会(東京にしろ大阪にしろ)と地元が違う休日になったら、いろんな事が成り立たなくなるという現実です。ゴールデンウィークに帰省してくれる人がいるから、お祭りができる、田うえができる。違う日になったらどうするの?ゴールデンウィークだからいろんなイベントをして、観光客を集めようとする。分散化したらいつすればいい?そんな話が聞こえてきます。
そもそも、日本は都市部特に首都圏に集中しすぎています。東京出身の自分だからなおさら思うのですが・・・。休日を分散化するより、普段の人口が分散されないと、混雑は解消されないのでは・・・。

テレビショッピングでは「これさえあれば!」なんていうコマーシャルがありますが、現実の問題にはこれさえあれば、という解決法はなかなかありませんね。(かまどらんこ)
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音なき讃美

2010年05月02日 | 地震のあとで
五月晴れの日曜日。穏やかな天気にホッとする。これなら安井さんも来やすいだろう。タクシーから車いすをおろし、そして車いすを礼拝堂へ。だんだん手順良くできるようになってきた。手順良くできれば本人さんの負担も軽くなる。礼拝堂の中は普通の温度なのだが、いつも病室にいる安井さんにしたらちょっと寒いよう。ご主人の方がご自分のジャケットを脱いで奥さんにかけてあげていた。他に何か持ってきてあげるより、それが一番あたたかいのかもしれない。
久しぶりに、お母さんとゆうちゃんが礼拝に。もう自分の足で歩き、立つのが当たりまえになった。以前のようにずっとお母さんに抱かれたままではない。讃美歌を歌う時には、得意げに椅子の上に立って讃美歌の本を持っている。読めるわけもなく、まだ歌えるわけもない。けれどなんだか讃美している。
安井さんの奥さんも讃美歌の本を手に、讃美しようとしている。でも声は本当に小さい。でも口をずっと動かして讃美している。

午後、長老会・執事会。もうすぐ正式契約となる建築会社との、建築金額などが審議される。もうすぐ、である。
新しい執事を任命することを長老会が決めた。早速、その兄弟にメールを発信。「神様からの伝言です」というタイトルで送る森山長老。教会の大きな仕事に加わる、働き人である。(かまどらんこ)
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