日本基督教団 七尾教会

能登半島にたてられた七尾教会の日々です

患難、忍耐、錬達、希望

2010年07月31日 | 地震のあとで
7月31日。長い一日でした。8時から8時まで不思議なほど、疲れることなく荷物の移動を続け、幼稚園台所の移転を見守りました。

仕事を終えたスタッフと共に食事をして戻った後、礼拝堂の電気を全てつけて、一人写真を写していました。どこからか近所の夏祭りの祭り囃子の音が聞こえてきます。

眠くもならないので、久しぶりに口語訳聖書で、大好きなローマ人の手紙をよんでいます。
神の栄光にあずかる希望。
明日、起工式。最後の礼拝です。(R)
コメント

助っ人参上

2010年07月30日 | 主日礼拝
今日は、金沢教会から力強い味方が登場。釜土達雄の姪と義理の妹、そして男子中学生。この3名のおかげで今日は移動作業がとてもすすんだ。

なんといっても釜土達雄が3人と神学生と一緒にずっと移動作業に加わったことが大きい。ここのところ、いつのまにか戦線離脱ということが多かった。けれど今日は姪の手前なのか、釜土達雄の性格を知り尽くした義理の妹の戦略なのか、ほとんどずっと荷物の移動作業に携わった。おかげで牧師室の荷物はかなりかたづいた。
かなりホッとしました。あと1日しかないけれどなんとかできる感じ。

今日の夕食はゆっくり食べることができました。

明日はかたづけ最後の一日。がんばろう!(R)
コメント (2)

ありとキリギリス

2010年07月29日 | 地震のあとで
タイムリミットが近づいている。とにかく必死にいろんなものを移動させている。
夏期伝の神学生が手伝い要員として派遣されてきた。とにかく運んでもらう。でも彼と一緒にごはんを食べる時間は惜しい。ゆっくり話して食べる役は牧師に任せた。

汗を流しながら、物を運ぶ。次に何をどこに運ぶか考える。
それはこの前見かけたアリのようだ。

アリとキリギリスの話を思い出す。あの物語はいろんな事を語る。
アリは冬が来るのを知っていて、備える。季節が変わるのを知っている。自分の周りの環境が変わることを知っている。だから備える。魔法のような事を期待せず、コツコツ動く。誰かがやってくれるなんて、考えない。

明日もできることをコツコツ続ける。時間がたりない。(R)
コメント

お疲れさま、印刷機。

2010年07月28日 | 地震のあとで
職員室が狭くなるので、少しずつ荷物を減らしています。でも何か大きいものを処分しないと大きなスペースはできません。そこで、印刷機を処分することにしました。20年使った印刷機。最近は調子が悪くかすれたり・・・です。でももう部品もありません。なんとか使ってきましたが、故障しても、修理のしようがないのです。

長いつきあいです。たくさんの印刷物をこの印刷機でしてきました。幼稚園のおしらせ、園だより。教会の週報を印刷した時もありました。
他にもキリスト教保育連盟の部会総会資料、能登圏からの献金依頼文もこの印刷機。
教団21の初期には、事務局をしていたので、たくさんの文書を印刷しました。

自分にとって一番思い出深いのは、「七尾教会100年のあゆみ」という小冊子。教会に予算がなく、自分でパソコンでつくって、印刷して、紙折りして、製本だけ知り合いの印刷やさんにお願いしたもの。低予算もここまで極めるかという作り方でした。

処分料を払って、持って行ってもらった印刷機。多分お金が無くなると思うので、工事が終わったときに新しい印刷機を購入できるかどうかは今のところわかりません。(R)
コメント

大事な仕事

2010年07月27日 | 地震のあとで
今日の午後、高岡教会の風間先生が夏期伝中の神学生(牧師の卵)をつれて手伝いにきてくれた。風間先生には前もって今日してほしい大事な仕事をお願いしてあった。
それは、「納骨堂」を移動するということである。
七尾教会の礼拝堂には小さな納骨室がある。改築中、仮に牧師館の一角を仮納骨室にすることになる。大事なお骨を仮安置する。キリスト教ではそれを崇拝するようなことはしないけれど、決して軽んじていいものではない。この仕事はさすがに誰にでも頼めるものではない。けれど釜土達雄牧師一人でするのも難しい。

風間先生は七尾教会に夏期伝神学生として一ヶ月半奉仕してくださった経歴があり、教会員一人一人とも親しい交わりがある。故人の中にも共に礼拝を守った人がいる。
私にとっては面識がない方も若干いらっしゃるのだけれど、それでもご遺族との関係がある。まして、共に礼拝を守ってきた信仰の家族達には特別の思いがある。

その人たちの考え方をよく知っている。口癖がわかる。ひょっと声が聞こえるような気がする。ちゃんとしないと叱られるような方がおり、どんな時でも優しく「いいのよ」と言ってくださる方がいる。
この仕事を今日終えることができて、ホッとしている。新しい礼拝堂に新しい納骨室ができる時共に喜びたい。(R)
コメント

最後の一週間の月曜日・・・

2010年07月26日 | 地震のあとで
最後の一週間の月曜日。
朝早いうちに少し荷物の整頓。その後ゴミ出し。ふと、ゴミ出しの後で礼拝堂を見るのもあと少しだなと思う。青空に十字架が鮮やかに見える。この角度の写真はあまり撮っていないからもう一回撮っておこうかとおもったけれど、工事現場用に仮設トイレができちゃっているから、もう遅いかな。

8時になると、汚水を下水道につなぐ為の工事が始まる。園庭にパワーシャベルが入ってくる。子供達は大喜びだけど、私はかなり緊張する。どうやったら、子供達が危なくないか、考える。それもいろんな物を動かしながら考えるから結構疲れる。
今日は危ない事はなく、楽しい水遊びをさせてあげることができた。

でも荷物のまとめはあまりすすまない。頭で描いたようにはいかない。夕方は職員室のミニ改造。幼稚園を休園にはしないでするのだから、やはりキビシイ。教師達には今日からは改築を意識して動くように口を酸っぱくして語り続ける。今日当たり前の事が来週はできない。それを今考えておかないと、来週困る。何度も何度も「ここは来週にはないんだよ」と繰り返す。自分の頭にもたたきこむ。(R)
コメント

1対1

2010年07月25日 | 地震のあとで
日曜日。来週が最後の礼拝だけれども、最後は特別すぎる。だから今日が普通の最後の日曜日だろう。
教会学校の礼拝は、久しぶりに1対1となった。教師は私一人。一人で司会をして奏楽をする。生徒はときくん一人。思えば、この教会学校は生徒一人とか二人とかが多かった。最初の頃は才本さん姉妹。あやちゃんとたかちゃん。あきよし。けんとめい。りかこ。よういち。ありさ。とき。ざっとこんな子供達。他にもあげるといろいろいるけれど・・・。彼らがいたから、この教会学校は続いてきた。彼らがいたから、私がいる。今日はときと向き合う。ときと二人だけで歌う、「主我を愛す」。不思議な、特別な関係である。

礼拝は3人のお客さん(旅行中の方)をお迎えしたものの、あとは普通のメンバー。この普通の感じも最後だろう。こっそりいっぱい写真をとる。礼拝説教中で、この信仰の家族から天に召された方の名前が具体的にあげられ語られた。こんちゃんの後奏を聞きながら、25年間のいろいろな場面が浮かんでくる。

礼拝後、いつもの運びやチームに中学生のあっちゃんとりかちゃんが加わって、ものすごい勢いで運び、整頓していく。あっちゃんもりかちゃんも幼稚園の卒業生。ちっちゃな頃から知っている。それがこうやって一緒に仕事をしてくれる。ありがたい。めいちゃんはその二人にちゃんと仕事を教えてる。現場を仕切っているのは1990年の時には高校生だったこんちゃんだ。

小さな教会と小さな幼稚園。たくさんの人に訴えかけるようなことは私にはできない。多くの人に感動を与えるような言葉は持っていない。ただ目の前にいる一人一人と向き合うように、神様に命ぜられたのがこの場である。幸せな現場だと思う。

すごくがんばってくれたのだけど、でもまだ荷物が運び切れたわけじゃない。動かしてみて、計画を変更した方がいいなと思うところもある。
今週は最後の一週間。改築中、つつがなく過ごせるようにがんばっていきたい。(R)
コメント

おとまり会のち工事

2010年07月24日 | 地震のあとで
昨日に引き続いてのおとまり会。夜は1時半まで幼稚園におりまして、その後は先生達にまかせて、朝は6時に様子を見に来ました。というわけであまり寝ていない状態の私。

午後からは仮設厨房などの工事が始まりました。午前中は工事はなしにしてもらったので、ちょうど幼稚園の先生達が帰ると同時に工事が始まるということになりました。
顔なじみになった工事の方々から、「おつかれのようですねぇ」と何度も声をかけられましたので、きっとすごく疲れた顔をしていたのだろうと思います。いよいよ最後の一週間が始まろうとしております。(R)
コメント

すいかわりと礼拝堂

2010年07月23日 | 地震のあとで
今日は幼稚園のおとまり会です。
お庭から見える礼拝堂。
すいかわりと礼拝堂。なんだかミスマッチなですが、これがずっと見慣れてきたものです。

来年は違う風景になっている・・・。少し寂しい気がします。(R)
コメント

のんびりのびのび・・・だったらいいのだけど

2010年07月22日 | 地震のあとで
朝、幼稚園にはこんな歌が流れていた。
「のんびり のびのび 時間はたっぷり・・・」これを聞きながら、主任と二人で「いい歌ですね」と語り合う。現実はどう考えてものんびりしてはいられない。

朝から園庭にトラックが入ってきた。今日は外物置を解体して持っていってもらい、その場所に仮厨房となる建物をつくる。
午後は、現場事務所2階での打ち合わせ。エアコンがきいていて、意外と涼しくすごしやすい。20年前の現場事務所の暑苦しかった事を思うと、違う!エアコンはすすんでいる。
これなら仮厨房の方も・・と期待してしまう。
夕方仮厨房となる建物が完成。予想よりも天井が高い。断熱材もいれていただける、と聞いて良かったと思う。半年のことだが、毎日の事。ありがたい。

夕方のニュースで、北陸学院高校が2勝目をあげたと言っていた。ちょっとビックリ。

明日は、幼稚園のおとまり会。工事の方は明日は無しの予定です。(R)
コメント