先に配達

ある地方の町。昨年の大晦日の昼間のこと。町の菓子屋さんが、依頼を受けた鏡餅を配達して回っています。みんな顔見知りの小さな町です。予約時は「大晦日に取りに行くよ」というようなやり取りが交わされたのでしょう。

「取りに来るって、ぜんぜん来ない。こっちから押し掛けて行く」。若い跡継ぎは、そう言って軽自動車を走らせていました。都会の和菓子屋やケーキ屋なら、こうは行かない。客へのサービスというより、「早く仕事を終わらせてゆっくりしたい」というのが本音かもしれませんが、なんとなく心温まる話です。

荷預かりだけでなく配送も請け負うと回転率が高まる、と新領域に進出した倉庫会社の事例をビジネス誌で読みました。それで、約1年前に見聞きした菓子屋さんのことを思い出しました。

太陽は、発電だけでなく熱にも利用しよう

先日、娘のお父さんの集まりがあり、楽しくお酒を酌み交わしました。個人で事務所を開かれている建築士の方がおられ、興味深い話をおうかがいしました。

いわく、太陽光発電、ヒートポンプなど、エコハウスが注目を集めている。ミニ水車や風力発電なども感心が持たれている。だが、これからの自然エネルギーの本命は、太陽熱でないか、というご意見でした。

確かに、太陽光より太陽熱のほうが、効率よく太陽エネルギーを取り出せそうです。光で発電というのは連想しづらいが、光で発熱は容易に連想できます。なのに、なぜ太陽熱は、それほど注目されないのか？ 研究者や技術者は、どうしているのか？　この盲点に気付き、いち早くシステムを完成させれば、革命的な社会貢献ができるのでないか。

西日差す縁側で、そんなことを考えました。

私には、あなたの心が読めます

古代エジプトの秘典を読解し、チベットで3年の修行をし、高野山の滝に100日打たれ、FBIの科学捜査学校の特別コースで学び、読心術を見に付けました。私には、あなたの心が読めます。

[A]、[B]、[C]、[D]、[E]という5枚のカードがあります。お好みのカードを、どれか一つ選んでください。一つ選んで、決して変えないこと。あなたが選んだカードを当てましょう。

呪文を唱えます。チチンプイプイ……。