今日の午後、仕事で渋谷に行きました。ついでなので、早めに出かけ、電力館に寄りました。電力館とは、IH調理器や原発などの広報をする、東京電力の体験型施設です。まだ子どもが小さい頃、雨の日など外で遊べないので、電車に数駅ゆられ、利用したことがあります。IH調理器でクッキー焼き体験などができたから。
ある程度は予想していましたが、閉鎖されていました。緑色のプラスチック網で囲いがしてあり、日英両語で「5月31日で閉館」「カメラ監視中」「24時間警備員巡回中」と掲示がありました。通りには大勢の人が歩いていましたが、建物に人気はなし。寒々しい雰囲気です。閉館は10カ月ほど前でした。英語表示は、休館を「permanently closed」としてました。
雑誌の発行を止める場合、休刊といいます。廃刊とはいいません。いずれ予算が取れ、スタッフが集まり、機が熟したら再刊するという願いを込め、実際は廃刊かもしれませんが休刊というのです。慣行ともいえます。
permanently(永遠に)です。なぜ、この一単語を加えたんでしょう。誰が、どんな意味を込めたんでしょう。電力館が再開されることはないのでしょうか。たぶんないでしょう。
ほんの数分、立ち止まり、仕事の目的地へと急ぎました。