壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

運のリズム

2010年11月30日 | ●企画、買って下さい●
××○××○×××○
×○○○××○○××
○××××××○××

ここ3日、コイントスをし、裏表の出目を確認しています。1日目は表3/裏7、2日目は表5/裏5、そして今日は表2/裏8。たかだか10回の試技なのに、明らかに一定の傾向がある。

なぜ、こんなことをするか? 運のリズムを確かめるためです。年末には、人事ではコントロールできない大勝負が待っています。オリンピックに臨む代表選手のように、静かに準備をしたいと思います。

そそぐ

2010年11月30日 | 考えたこと・調べたこと
先日、ある時代小説を読んでいて、「汚名をすすぐため、うんぬん」という表現に出会いました。

汚名は[そそぐ]だと思っていたので、「おや?」と引っかかりました。辞書で調べると、すすぐでも、そそぐでもいいようです。

漢字は、すすぐは「濯ぐ」でした。洗濯のススグで、これは分かります。
では、そそぐは、どんな漢字かご存知ですか?

「雪ぐ」でした。初めて知りました。

雪原に血痕がある。それが再びの降雪で一面の真っ白に変わる。そんなイメージを持ちました。美しい言葉だと思います。


『経営参謀の発想法』、続き

2010年11月30日 | 読書(ノンフィクション、実用)
『経営参謀の発想法』の続き。

企業の組織は、家内制手工業レベルから規模が拡大するに伴い、機能別組織、事業部製組織、マトリックス組織という順に発展します。これに関して。

(以下引用)「組織がある規模に達すると、個人の得意を生かして専門機能を発達させ、全体としての効率を高めようという職務別専門分化の考え方が発達する。わが国古代の氏姓制度の下でさえ、卜部(うらべ)、錦織部(にしごりべ)、語部(かたりべ)などの部曲(かきべ)が存在し、代々専門職をもって奉仕した。」

仕事の名称、土地の名称や特長が、個人の氏名になる、ということは知っていましたが、それが朝廷をまとめる機能別組織だというのは、「なるほど」と関心しました。

『経営参謀の発想法』、タメになりました

2010年11月30日 | 読書(ノンフィクション、実用)
蓮の葉が、池の半分を覆ったのは、何日目か?

その答えは、29日目です。翌日には倍になり池全面を覆います。

『経営参謀の発想法』(後正武著)に載っていた話です。この手の増加は、最初の変化は遅々としており、全体のわずか3%を覆うのに25日もかかります。しかし後半は急で、池面の97%が残り5日で覆われてしまう。

かなり強引な置き換えですが、例えば、体重60キログラムの人が、3%増え、61.8キロになったとします。その変化には、とんでもない病魔が潜んでいるかもしれない。

桐一葉落ちて天下の秋を知る

リーダーたるもの、桐の葉一枚の落葉にも気付き、大きな環境変化を読み取り、適応せよ、という教えです。そして、桐の葉は写真や映像(二次、三次情報)ではだめです。実際に山に入り歩き回らねば(一次情報)。

同書には、日清食品を創業した安藤百福さんの「ブリックライス」事業撤退の例も紹介されていました。ブリックライスとは、カップラーメンのようにお湯をかければご飯になる米。チキンラーメン、カップヌードルに続く第3の柱として注力していた商品です。

軍隊のしんがりは、非常に難しいと聞きます。「まだやれる」とズブズブと泥沼にはまっていく。安藤さんは、30億円も投資してブリックライス用の工場を作ったのに、ニーズがないと知り、即撤退します。

販売に苦戦していると知ると、すぐスーパーに出かける。それで主婦を掴まえ、話を聞くのです。「お米なら自宅で食べられるでしょ。だったら、その分で自宅で食べられないカップめんを買ったほうがいいわ」と。このナマの声が、桐一葉の落葉、最初の2~3枚の蓮の増殖なんですね。科学的なマーケティング手法が築かれている現在ですが、それでも教訓に富む話です。

この他にも面白いエピソードが満載で、理論の裏づけもしっかり学べる。『経営参謀の発想法』、買いです。

蓮の葉

2010年11月29日 | 読書(ノンフィクション、実用)
昔、あるところに蓮の花の咲く美しい池がありました。さまざまな水生生物が暮らす、豊かな池でした。

あるとき突然変異で蓮が増殖を始めます。日に日に蓮が二倍に増えていくのです。このままの勢いでは増殖開始後1カ月で池は全面覆われます。もしそうなると、水生生物たちは酸欠で死んでしまう。

泰平の暮らしをしていた水生生物は、蓮の葉が池の半分を覆った段階で、やっと自分たちの危機に気付きました。さて、それは蓮が増殖を始めて何日目でしょうか?

『経営参謀の発想法』(後正武著)より。