壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

ととざかかざと

2016年10月23日 | よむ

●いろいろ俳句をひねってます。

さればこそひと夜全き円ぞ月 (月は欠くけど)

月草の消ゆるがごとく今日の業 (忙しい仕事も終われば忘却)

天高し芝に大の字 夜勤明け (都会の秋)

ひと息に黄身すすらんや月見そば (食べ方も人それぞれ)

月認む ちから鍛えし学舎あり (月を指すに指を認むの逆)

晩酌のととざかかざと埋まり鍋 (昭和の食卓)

栃谷に一人アザミと対峙する (高尾から陣馬へ歩いてきました)

父晩酌 代わりに小便 得意顔 (40代の父、俺も47になりました)

栗松茸へらへと食べし母笑顔 (丹波や但馬もいいが北播もね)

日々、頑張っているが、やり残しが多い。
積み残し。この語を織り込み、いい句ができないか。
積み残しの自分を、でも肯定してやりたい。