ネットは世界を変えるか？

米大統領選挙、アラブの春など、ネットの影響力が無視出来ないニュースが続いていることを受け、「ネットは世界を変えるか」といった（周回遅れの）話題が（悲しいことに）未だに続いている。この問いへの僕の答えは、極めてシンプル。ネットが世界を変えるのではなく、世界を変えたい人々がネットという技術を使いこなすというだけだ。

技術が自動的に変革を用意してくれるわけではない。結局は、僕達がどんな社会を欲望するか（次第なのだ）。

以上、本日（10月31日）の読売新聞にあった荻上チキ氏のコラムより。カッコいい。

確かに、「ネットは世界を変えるか」という問いの立て方は、手段と目的の履き違えですよね。自分自身、気をつけねば。

ウンコの色

セールスの電話とわかる入り方　川越　麦そよぐ

就活かフォーマルお嬢タバコポイ　熊本　田代征生

ビンラディンいないがテロはなくならず　射水　江守正

赤ん坊ウンコの色でさえも褒め　東京　とみえ波浪

金次郎ダメな歩行の例になり　栃木　那須野長者

■以上、本日（10月31日）の毎日新聞、万柳より。

第一句。その通りですね。最近、多いです。

第二句。フォーマルお嬢でなく、バシッとオヤジのポイを、何度か見かけました。歩きタバコしている人を見かけると、つい見えない場所へ歩く、あるいは目をそらしてしまいます。ポイのシーンを見たくないですから。

第三句。本当に、一人の首謀者というより、集団を駆り立てる風土や文化にテロの原因はあるのかもしれません。とはいえ砂漠の民は野蛮だ、なんて言うつもりはない。幕末、日本では暗殺が頻発しました。時代的な背景もあるんでしょうね。

第四句。ウンコの色というのはたとえ。色がよくて健康です。笑った、しゃべった、這った、立った、そんなことで喜ぶ。これは万国共通でしょう。

第五句。金次郎の時代には、自動車も自転車もなかったからねぇ。

今日で10月は最終日。あっという間の1カ月でした。「あるくみるきく」読者の皆様、健やかにお暮らしください。

母乳派急増中のなぜ

今朝の新聞より。

厚生労働省の10年ごとの調査で、新生児の体が小さくなっていることが分かったとか。（以下引用）同省では「やせ体型の女性が増えており、母親の体重と乳幼児の体重が関連している可能性もある」として、より詳しい分析を進めることにしている。

ま、小さくなったとはいえ、ほんの数％です。例えば出生時の女児の体重は0・05キロ減って2・91キロになった（以前は2・96キロ）といったレベルです。

ところが、ところが、です。小さく生まれる子が増えたことと因果関係はないでしょうが、生後4～5カ月の乳児を母乳で育てる割合は、急増しているのです。10年前比で19・9ポイントも増え、55・8％になっているのです。これほどの急増です。何か大きな原因があるハズです。

（以下引用）同省では、「外出先で授乳できる場所が増えるなど母乳で育てる環境が整ってきたと思われる」としている。

う～ん、そうでしょうか。確かに環境要因はあるでしょうが、むしろ母親の意識でしょう。その気のある母親は、べつに授乳室なんて立派なものがない環境でも、ちょっとした物陰に入って、布切れ1枚で隠し、授乳しますからねぇ。そこんとこ、どうなんでしょうか、先輩！

猫まんま

使わぬと腐る紙幣を刷ればいい　さいたま　影無

体重制採り入れないか介護料　越谷　小藤正明

首かしげネコが見ている猫まんま　白石　よねづ徹夜

ケータイにラジオ機能が無い不思議　生駒　鹿せんべ

■本日（10月28日）、毎日新聞の万柳より。

第一句。いいですねぇ。時限装置をしかけ、3年で消滅するとか。そんな紙幣があると、競って使います。そういえば、地域振興券でしたっけ。配られて、有効期間がありましたねぇ。

第二句。実感こもってます。

第三句。なぜ？

第四句。確かにその通り。

本日は晴天です。埼玉県川越市まで行ってきました。帰りは東武電車の鈍行に揺られ、温かい陽だまりの中、うつらうつら。おかげで首が痛いです。「あるくみるきく」読者の皆様も、居眠りにはご注意を。

自転車専用レーン

警察庁は２５日、原則車道通行など自転車利用者への交通ルール徹底と併せて、自転車が車道を利用しやすくするための環境整備も進めることを決めた。国土交通省などと連携し、車道左端に自転車専用の通行空間確保を推進する。（中略）自転車の通行量が多い片側２車線以上の道路では、車線を減らして自転車専用レーンなどの設置を検討することも求めた。

以上、時事通信より。

「片側２車線以上の道路では、車線を減らして自転車専用レーンなどの設置」。これって、豊洲へのカジノ設置と並び、今春の都知事選前にボクが当ブログで公約として掲げた内容じゃないですか！　ぜひ頼みまっせ。