ふなっしー効果で、船橋市が前年より格段に多くの「ふるさと納税」を集めた。納税者に、市の公式キャラと、非公式だが人気者のふなっしーのツーショットが印刷されたクリアファイルをプレゼントしたことが理由と見られる。1週間ほど前、こんな記事を読みました。
へ~、船橋ってふるさと納税を集めなきゃならないほど、通常の税収が少ないんだ。そう疑問に思ったよ。だって東京のベッドタウン。人口は多いし、大企業は少ないとはいえ、中小商業主は多そうだから。
この疑問に、8月27日の東京新聞、社説が教えてくれた。以下、記事のリードです。
政府が検討する「ふるさと納税」の制度拡充には疑問がある。生まれ故郷や応援したい自治体への寄付といった本来の趣旨が薄れている。「特産品のお取り寄せ」が主流の現状では弊害が大きい。
記事は「国や自治体が一方的に徴収してきた税に風穴をあけ、納税者に対象を選ぶ道を拓いた」と評価もする。さらには「自治体間の健全な競争を競争を促す知恵を絞るべきだ」とも記す。
「足による投票」という言葉がある。要は、自治体の人気ランキングだ。自治体の人気とは「特産品のお取り寄せ」ができるか否かなわけ?
もし、ふるさと納税する人が特産品目当てとしたら、特産品が無く、観光地でもない自治体は、どうしたらいいんだろう? まったくもって自助努力せよ、ということか。なかなか辛いね。