壁際椿事の「あるくみるきく」

東京都内在住の50代男性。宜しくお願いします。

『東京物語』を再見した

2016年03月09日 | みる

『東京家族』を再見した。
妻夫木聡の下宿先、イタリアの古い車を停めているアパート。
あれは東急世田谷線の宮坂駅ですね。
ピピピンときました。

この前、見たとき、美容室は代々木上原と分かりました。

へへへん、だ。




『ジョニーは戦争に行った』を見た

2016年02月06日 | みる


近くの図書館に『ジョニーは戦争に行った』があると知り、観に行った。
レーザーディスクだそうだ。

スタート。
なぜか、途中から始まる。こんなもんか。
1時間後、エンディングとオープニングが。
俺は英語が分からない。

2時間後、尻切れトンボで映画は終わった。
図書館のカウンターの人に疑問をぶつけると、
再生室に戻り、ディスクを持って戻ってきた。
B面→A面と再生してしまった、という。

レーザーディスクは、レコードやカセットテープみたいに、
A面、B面があるんですね。知らなかった。
いまや全盛のCDやDVDやブルーレイは、A面やB面の別がない。

「ジョニーは戦争に行った」の頃は、レーザーディスクだったんだ。
なんか、録画再生の技術史みたい。

もっと純粋に映画を鑑賞したかった。残念。
再見するぞ。

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『NNNドキュメント 自衛隊の闇』を見る

2014年03月03日 | みる

●先日、月島に行った。高層マンションが立ち並び、建設中のものもあった。人口減少する日本で、そんなに住戸が必要か? 地方では空家が増えており、倒壊など問題化してる。ますます人口の都市集中は進むだろう。

●幇間は、間を助ける、という意味だとか。接待する客とされる客の間、客と舞妓の間を助けるのだという。『父の花、咲く春』(岐阜発のドラマ)に教わった。幇はホウと読むとは知ってたが、訓読みがたすけるだとは初めて知った。

辞書を引く。すると「たすける」の漢字は、何種類あったと思います? なんと29種類もあったのだ。
介、右、払、匡、丞、戎、佐、佑、扶、助、ニンベンに有、亮、ウカンムリに有、テヘンに丞、相、シメスヘンに右、テヘンに夜、済、立に羽、幇、弼、援、奨、コロモヘンに卑、輔、賛、襄、翼、讃
とても良いドラマだった。

●『足尾から来た女』を見る。尾野真千子の栃木弁、一生懸命さがいい。田中正造が出るシーンでは、ああもあからさまに憲兵が尾行についていたのだ、と明治時代の空気を思い知らされる。

●『NNNドキュメント 自衛隊の闇』を見る。護衛艦たちかぜ艦内で起こった、21歳の新入乗組員に対するいじめ。彼の自殺。いじめの実態を知るため行われた自衛隊のアンケート。調査報告書による「いじめと自殺の因果関係はなし」との結論。真相を知ろうとする遺族に対し、「アンケート原本は破棄」とする自衛隊。

自衛隊側の代理人として裁判に関わり、原本の存在を知るN氏。組織の上層部に掛け合い「今からでも遅くない、公表すべきでは」と迫る。が、組織は動かない。

N氏は、相手方弁護士との接触。自衛隊は、どうしようもなくなり、アンケートの存在を認める。「隠蔽ではない、公式には破棄したのだが、職員が個人的に保管していた」とする説明(言い訳)。(万が一、そうであれば、保管者は職務命令違反にならないか?)

エアガンで撃つなど深刻ないじめ。密室の艦内。それにしても、150名ものたちかぜの乗員は、声を挙げなかったのか? 個人の弱さ。

自衛隊の隊員の自殺率は、一般公務員の2倍。年間80名ほどで、4~5日に1人が自ら命を絶っているという計算になる。たちかぜに限らず、自衛隊には、特別な空気があるのか?

上司に掛け合ったN氏に対し、上司は、組織に敵対する行動を取るのなら、組織を辞めてからにしろ、と言っていた。が、N氏のやむにやまれる行動は、組織を愛するが故でないだろう。上司の論理は一見正論のようだが、一方的である。
番組は、この上司にも取材。「Nが部下であったことは認めるが、どんなやり取りをしたかは忘れた」と。

「明日から職場に行くのは怖くないですか」とN氏に聞くディレクター。「辞めさせようとする上層部もいるが、応援してくれる仲間もいる。普通に仕事ができる」とN氏。

あるべき組織とは、反対を許さぬ一枚岩の硬いものか。多様な意見から聞くべき提案は採り入れ自ら変化していく柔らかいものか。「強いから生き残ったのではない、環境に適合したから生き残ったのだ」とは『種の起源』のダーウィンの言葉。

上告審は、4月23日に判決が出る予定だそうだ。


チェーン装着にタクシー会社の姿勢を見る

2014年02月10日 | みる

東京は大雪が降った。2月10日(月)の朝、幹線道の雪はほぼ溶けたが、大通りの道路脇や交通量が少ない日陰の脇道には雪が残っている。

市ヶ谷の外堀通りを歩いていて気付いた。タクシーでもチェーンを巻いているのと、巻いてないのがある。なぜか? 10分ほど観察してみた。その間、25台ほどのタクシーが走り過ぎた。

km(国際モータース)は、5台見かけて3台がチェーンを巻いていた。ほかの会社のタクシーも、5~6社で20台ほど見かけたが、全く巻いてない。

こういう事は、それぞれの会社が、方針として徹底してるのだろうか? であればkmが5台中3台とバラついたのは解せない。それとも、各ドライバーの判断に任せてるのだろうか? であればずいぶん自信のある運転手ばかりだと思う。タクシーは客の要望しだいで、雪の残る日陰の脇道にも入らねばならないだろうに。

いずれにせよkmは安全重視という、好印象を持ちました。


テレビドラマ『三億円事件』を見た

2014年01月23日 | みる

松本清張の昭和史シリーズの一つ、『三億円事件』のテレビドラマを見ました。

東芝の労働者のための年末のボーナスを輸送する車が、白バイ警官に騙し取られた事件。昭和40年頃かな、実際にあった事件で、いまだ未解決、迷宮入りしています。その謎に、巨匠が独自の解釈で迫ったドキュメンタリーのドラマ化です。

3億円には、盗難保険が掛けられており、2億円は補償された。その保険会社はアメリカの会社で、そこの調査の専門家が、真相を究明し、犯人に損害賠償請求するため日本に遣わされる、というストーリーです。

盗難保険がかけられていた事、保険会社はアメリカの会社だった事など、初めて知ることばかりでした。

調査員を演じるのは、田村正和。清張作品のドラマ化では、『球形の荒野』に続く主演です。太平洋戦争の悲惨な経験、その後の日本社会の変貌が、つくずく嫌になった田村演じる武田は、千葉に母を一人残して渡米。保険会社の調査員として成功します。日本への帰国は25年ぶりとなります。

犯人は、当時、カミナリ族と呼ばれていた暴走族の地元の青年2人。実行犯の青年には、姉夫婦がいて、警視庁高官を務めて当時は警備会社を経営している叔父がいる。

長くなるので、これ以上は止めておきます。とても面白いドラマでした。興味のある方は、このドラマだけでなく『球形の荒野』も是非。