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ワッフルT1b

ちょっと前の話なんですが・・・

昨年くらいから、フォルクスワーゲン東京グループの一部店舗で行われている
VWバスの移動販売車の展示&ケータリング。
今回はいつもお世話になっている港北ディーラーに10月23~24日にやって来た。
前回は知らないうちに終わっていたので、今回は再挑戦(笑)

実はVGJの中でもプチ店舗(注1)と言われていたこの店舗。
普段は車が3台展示してある場所の1台を外に出して、この古い移動販売車と
簡単な食卓を用意。僕が訪問している間にも、子供から老人カップルまで、
多くの人が訪れていました。

もちろん僕の興味は、甘いホイップクリームとチョコソースの効いたワッフルよりも
車の方に・・・。中で作業をしているオーナー氏がワッフル製作をしている間、
ずっと質問攻めにしてしまいました。プロだから、僕の質問に答えながら
彼の手は絶対に止まらないですけどね。


車両は1950年代後期のVWバス(タイプ2)の中の初代後期に当たるT1bというモデル。
Bピラー(フロントドアの終わった所)に、セマフォー方向指示器が付いている
ヨーロッパモデルでした。
フロントVWエンブレム下部に装着された、カロッツェリアのプレートや、
ドアの一部から薄っすらと見えた蛍光に近い赤塗装を見て

↑頭の中に出て来た画像
「VWコード21Fの消防関係車両?」
と思ったらその通りで、オーストリアで長年消防に関係していた車両だったようです。
購入時には純正サードシートだけ装着されていたという事ですから、
ポンプ車ではなく消防指揮車系だったのかも知れません。

エンジンはオリジナルの1192ccの30馬力。
今でもこのエンジンで都心を中心に、自走で営業をされているそうです。
そうそう川崎の某学習塾(オーナーがT4所有)でも期間限定出店されているそうです。
食べると頭が良くなります(笑)。


オーナー氏によれば、日本でVWバスを使って移動販売している方はそれなりに
いるものの、購買層は車の雰囲気で買っていますので、今や偽物ワーゲンバスでも
十分に商売になるのだそうです。
逆にお客様から
「このワーゲンバスは大きいですねぇ~」
なんて本末転倒な事もあるとか。

頭の先端に装着された1930年代のキャデラック用ヘッドライトに後ろ髪を引かれつつ
お腹も心も満足してディーラーを後にしました。

それにしても本物のワーゲンバスをディーラー店舗内に入れて、
ワッフルを売るなんて事を考えた企画担当者に拍手。
これは世界的にも前例が無い快挙ですね。



<注1:プチ店舗とは?>
通常のVW社規定出店面積を満たしていないが、立地条件の関係で特別に認可され作られた店舗の事を指す。実は一番の輸出国、フランスには多い形態。しかしこの用語は日本の関係者の中で自然発生的に語られているだけのようだ。※上記はあくまで中澤調べ。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
写真が届かない (花貴)
2010-11-02 09:26:00
先日この同じ店舗バスの写真を、メール添付したのですが、届いていない様子ですね。他にも数台同時営業していたのですが。
 
 
 
花貴さまへ (H.Nakazawa)
2010-11-02 15:26:04
コメントありがとうございます。

うーん、どうして届かないんでしょうか・・・
これから会社のパソコンから再トライ致します。
すみませーん
 
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