金属中毒

心体お金の健康を中心に。
あなたはあなたの専門家、私は私の専門家。

スザクが青竜でない訳

2009-04-10 20:34:23 | コードギアス

スザクが青竜でない訳。

いつものようにアーニャは『ジノに襲われたスザク』、スザクはこの題名を否定したいらしいが、を写した。
さて、そこで一度携帯を閉じかけたが、ふと思いついてネットを見た。
「順番、違う」
淡々と語るアーニャ。アーニャの言葉より携帯の画面は多くを語った。

東  南  西  北
青竜 朱雀 白虎 玄武

そう、順番からいけばスザクは青竜であるはずである。
「うん、それは僕も子供の頃不思議に思ったよ。家の執事に聞いてみても教えてくれないし」
ここで冷たいお茶が来たので、スザクは一息入れた。
「兄がいたのかもしれないと、10歳頃に思ったよ」
「スザクの兄貴か。うーん強そうだな。ぜひやりあいたいな」

ジノには予知能力は無い。
だから、367が揃って行った中華で自分の希望がかなうなど、まるっきり知らなかった。

スザクがスザクなわけ

2009-04-10 18:38:11 | コードギアス
スザクが青竜でない訳。


まだ、367がブリタニアでナイトオブラウンズをしていた頃、ある日スザクとアーニャはジノの別荘に遊びに来ていた。正しいブリタニア語ではむりやり引っ張ってこられたとも言う。
 ジノは庭番の少年に「ジノ、アイスティを早くもって来てくれ。渇き死にしそうだ」と叫んだ。実際、ブリタニアにしては暑い日だった。
「え、ジノって」
スザクが汗を拭きつつ訊いた。
「おいおい、ジノの名は私の専有じゃない。あいつもジノだ。いい名だろ」
輝くような笑顔でいい名だろといわれると、スザクも笑って同意するしかない。
「ジノの名多い」
アーニャがいつもの淡々とした口調で、でもちゃんと会話をしている。
「スザクの名、多い?」
「僕の名。いや、エリア11では珍しいだろうね。僕の一族ではよくいるけど」
「どうして?」
「枢木では男の子が生まれると四神の名を順につけるんだ。祖父が白虎で、父が玄武」
「それでお前がスザクか。うん、やっぱりスザクにはスザクが一番いいな」
「どうも、ところでジノ、重いんだけど」
ジノはいつもの定位置、スザクの背から乗っかっている。
アーニャがそれを携帯で「記録」するのもいつもの事。

プロポーズ小作戦26

2009-04-10 18:15:12 | コードギアス
プロポーズ小作戦26

「オスが鳴くの。寂しいのかしら」
自分のことを考えて天子はそう思う。星刻がいない。それはまず寂しい事。それから、他にもいろいろ。
「動物でも人でも雄は哀れな生き物でね、自分の女を確保するためにおしどりはメスから離れない。
おしどり夫婦の本当の意味は実はオスの嫉妬心なんだよ」
天子は目をパチパチさせている。
前提となる情報がまったく無いので頭が付いていかない。
ジノもうっかりしていたが、彼の授業には生物が無かった。
さらに言うと保健体育も無い。
その程度の事は当然知っているという思い込みがあった。なにしろ天子は、一度はオデッセウスの妻にされかけたのだ。当然そういったことは知っているはずだった。
だから、誰も知らない。天子のそういう方面の知識がいまだにコウノトリで、小さい赤ちゃんはチュウリップや蓮から生まれると信じている事を。天子は毎日庭の蓮池を見に行く。一生懸命に花を覗き込む天子はとても愛らしく、ほほえましい光景だとみな温かく見守っている。誰も知らない。天子が星刻と自分に届く赤ちゃんを探しているとは。