金属中毒

心体お金の健康を中心に。
あなたはあなたの専門家、私は私の専門家。

ことりさん

2013-06-16 16:44:48 | Weblog
ことりさん、APH好きにとってはギルと一体化するほど常に一緒にいる存在である。
だが、その存在がなんなのか、原作者様は明言していない。
2次創作では飛び地の化身やら、亡き大王のつかわした守護天使とか、いろいろ書かれている。

単行本を見る限り、1242年4月、「氷上の決戦」という名でも有名な「チュド湖上の戦い」では小鳥の存在は書かれていない。

講談社現代新書の1冊に宗教改革の真実という本がある。
昔、ほとんどの人は文盲であった。
特に中世ヨーロッパはそうだった。
だから日本の開国後の、江戸庶民の識字率の高さに西洋は驚いたらしい。

さて、文字は読めなくても絵はわかる。ゲルマン布教に聖像が重用されたように、プロテスタントは宗教改革思想を活版印刷を用いた、絵と文章で構成されるパンフで宣伝した。
そこではローマ法王は3重の王冠をかぶる特別な存在として描かれた。
どの王よりも皇帝よりも偉いから3重の王冠である。

そして、改革者ルターの頭上には鳩が飛ぶのだ。鳩は真理の人たる証明のようなものである。

さて、ギルの頭を巣にしているのは、亡き王の魂か、飛び地の化身か、はたまた、ルターと鳴くことりか。

そう言えば、原作を知る限り、あの小鳥はぴぃともちぃとも鳴いていない。


せんそくのぎ

2013-06-16 16:13:47 | Weblog
足を洗うは悪いことをやめること。

同じ足を洗う行為でも、ぐっと格の高いことがある。
いまはスペインになっているイベリア半島の王、当時の国名をカスティリア、ペテロ王が罪のつぐないのため巡礼達の足を洗った公式記録がある。

APHではスペイン親分カリエドはローマじい様のいた頃にはもう居たことになっている。なら、当時のカリエドはどの王様のところにいたのだろう。カスティリアかアラゴンか。
もしかしたらカスティリア王の隣でカリエド親分も、桶を前に巡礼たちの足を洗っていたのかもしれない。

足湯専用の温泉がある。足湯専用のバケツがある。
実際足を洗うだけでも疲れが湯に溶けて流れ出ていく気がする。

時代劇を見ると、旅人の足を宿で洗うシーンがある。
汚れた足で入られると困るという理由もあるだろうが、旅人にとってもほっとするサービスであったろう。

戦国が一息ついて、南蛮貿易盛んな頃、カリエド本人も桜の国に来たのではという考えがある。

そこで、なにげなく足を洗ってもらって、こんな遠くの国にも巡礼者にたいする尊敬ともてなしの精神があるとは。と誤解を大量に含んで感動する親分を見て見たい。

あとで、誤解だったとわかって笑い話になったけど、「あんときの嬉しい気持ちはほんもんや」とか世界会議の後の飲み会でうれしそうにしゃべる親分とか、それを横目で見ながら、「俺だって菊に足を触ってもらったことなんてないのに」と苦悶するどっかのまゆげさんとか。

読みたいのでまた撒き餌してみます。