プロポーズ小作戦124

プロポーズ小作戦124
この頃生きていた人のそれなりのやり方。

ここでまた少し寄り道する。計画性とは縁が無いサイトである。


ラクシャータ

　ラクシャータはインドの生まれである。産まれたのはインドで１，２を争う藩王国。両親の名は公式には残っていない。死後公開されたラクシャータ自身の覚書に寄れば、平凡な兵士と下層階級の女であった。ラクシャータは5歳のとき売られた。これはインドにおいては珍しい事ではない。むしろ女の赤子を殺さなかったのは珍しいことだ。
　インドでは女の子を嫁に出すとき多額の持参金を持たせねばならない。まともな中流階級の家でも女の子と2人も嫁に出せば家がつぶれるほどである。だから女の子は産まれてすぐ殺されることが多い。
まともな戸籍制度が無いため推測であるが、インドにおける男女比は5対1。絶対的に女がいない。それなのに貧しい男達もそれなりに女を確保している。この矛盾を解決するのは女の輸入である。覚えておいでだろうか。この話の29話にでた中華のキルギス地方からも大量の女が輸入されている。