政府は初の国際会議「LNG産消会議(仮称)」を9月中旬に都内で開催する方針を固めたそうだ。日本主導で、消費国同士が組んで生産国と交渉することで、輸入価格の引き下げに繋げることが狙いという。消費国からは日本、韓国、インドなど、生産国からはロシア、カタールなど、10以上の国・地域から閣僚級が参加する見通しで、企業からはエクソンモービル(米国)、ガスプロム(ロシア)、日本の大手商社が出席予定という。●原発の停止で火力発電に使うLNGの輸入量は急増しているが、輸入価格は生産国主導で決められる傾向があり、輸入価格は最高水準で高止まりしてるそうだ。また、シェールガスの開発が米国などで進んでいるが、LNGにして日本に本格輸入できるのは2015年以降の見通しという。●LNG(液化天然ガス)はメタンを主成分とする天然ガスをマイナス約160度まで冷却して液体状にしたもので、燃やした際に出るCO2が石油や石炭より少ないメリットがあり、また、世界各国から調達できるためエネルギー安全保障上のリスクも少ない特徴がある。日本は全世界の消費量の31%を占める最大の消費国で、韓国(15%)と合せると世界のほぼ半分を占めるそうだ。 ⇒ 4/18読売新聞夕刊
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