【ただいま読書中】

おかだ 外郎という乱読家です。mixiに書いている読書日記を、こちらにも出しています。

曲データの復旧

2013-07-18 18:47:53 | Weblog

 パソコンが壊れ、データを丸ごとバックアップしていた外付けハードディスクも同時に壊れてからそろそろ3週間。なんとか「普通に使える環境」に戻って、やっとiPodに入っていた音楽データに手をつけることができました。
 iTunesの場合、「iTunes → iPod」のデータ移動は何の問題もありませんが、その逆は著作権の関係でできないようになっています。それでも、パソコン自体が壊れたわけですから、iPodにしかないものを空っぽのiTunesに戻せなければ困ります(著作権法に違反したいわけではありませんので、堂々とやります)。
 で、いろいろ調べて試した結果、de-tuneというソフトが具合良く動いてくれました(もっと感じの良いソフトもあったのですが、無料版は1000曲まで、とかの制限があったので使い物になりませんでした)。説明は読まずに適当に起動して、iPodのデータが直接はiTunesにドロップできなかったので、まずは丸ごとマックのデスクトップに移し、それからそのデータをiTunesで読み込むと、あっさりと作業は終了。残念ながらいろいろなソフトでトライをしたせいでしょう、いくつかデータが壊れていましたが、iTunesStoreで購入したものは「APPLE-IDは同じでしょ。パソコンにないのよ」と主張すると再ダウンロードができました。PodCastも復元できたし、やれやれです。

【ただいま読書中】『ねらわれた学園』眉村卓 著、 講談社(青い鳥文庫)、2003年、620円(税別)

 一学年500人もいるマンモス進学校阿倍野第六中学校。そこに「規律を取り戻す」ことを公約として生徒会長になった二年生の高見沢みちる。しかし、同じく二年生の耕児(と仲良しの楠本和美)はみちるに妙な“気配”を感じます。
 中学の雰囲気は変わります。「風紀をただす」ための校内パトロールが行われるようになります。“違反者”は、中国の文化大革命で“自己批判”をさせられた人々と同じような扱いを受けることになります。「正義」の名の下に、“何か”が始まったのです。「正義」に逆らう人々を高見沢みちるが指さすと、彼らは苦痛にのたうち回ることになります。それでも、耕児はクラスを団結させ、高見沢(とその一党)の秘密を探ろうとします。
 高見沢の“バック”には、強力な超能力を持つ少年がいました。それでも中学生たちは、徒手空拳で超能力者に立ち向かいます。相手が強いからと言って、ただ唯々諾々と言いなりになるわけにはいかないのです。
 耕児の父はこんな意味のことを言います。「超能力であろうと何であろうと、理不尽な力で、一見理屈に合っているようなことを押しつけてくるものは、いつの時代、どんな場合でも、長い準備期間をかけてひそかに用意され、一挙にあらわれて、我々を制圧する。それに対する抵抗の多くは、短期的で息が続かない。そのとき、別の者がバトンを受け継いで抵抗しなければならない」。これもまた、“真理”なのでしょうね。




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