足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1435  ~ 再び スミナガシ幼虫 ~

2016年09月13日 | 昆虫

観 察 月 日   2016.9. 11.曇 26℃

観 察 場 所   山北町 玄倉

朝5時、強い雨の音で目が覚めた。「今日も雨か」とつい溜息が出た。

今日は、西丹沢の玄倉での観察会の日だ。毎月第2日曜日に集まっ

ているのだが、ここのところ、晴れの日に恵まれず、クリヤーの日が

無い。

 玄倉に着くと、既にYさんとUさんが来ていて、丹沢湖を眺めながら

私を見ると手を振って合図をした。コチドリ、シロチドリが水際を歩き

ながら餌を拾っているのを観察していたのだ。その内2羽のカワセミ

も現われ、一本の流木に少し距離を置いて止まった。

10時になり皆さんが集まった。どんよりとして雲は低い。先月もそう

であったが、虫達の活動も少ないだろうと余り期待をせず、出発した。

ところが、毎年スミナガシの幼虫を見ているミヤマホウソの所へ来た

時、「アレ!葉の先が細かく切られひらひらしている」とRさんが呟い

た。1令幼虫がいる証拠なのだが、今までは9月には見ていない。皆

はやや興奮気味にミヤマホウソに近寄った。観察する人の目の多い

事はすばらいい事で、1令幼虫が何匹もいる事が解った。

と、その時「5令幼虫もいますよ!」とSさんが私の方を向いた。調度

Sさんの目の高さの葉の上に、ペタリと幼虫は張り付いている。人差

し指を幼虫の頭に近づけると、チョウの幼虫とはとても思えない、大

きな角状突起の頭をもたげた。

「蛹になる時は、ポロリと落としてしまうのに、幼虫の時はどんな役目

をしているのか不思議だ」Tさんが呟いた。

玄倉に付くと、WさんとUさんは、コチドリ、シロチドリを見ていた。

後から、カワセミもやって来た。

スミナガシの幼虫が!

1令幼虫が、潜んでいる。

葉の上に、ペットリと乗って。

頭に人差し指を近付けたら!ムックリと頭を持ち上げて!

★ どうしてこんな形に? 生き物って不思議ですね!

 


No.1434 ~ H28 かながわの水源地域キャンペーン ~

2016年09月05日 | 日記

観 察 月 日   2016.9. 3.4.曇

観 察 場 所   横浜市 緑区 (アピタ長津田店)

 自然関心人間の仲間でイベントに、参加してきました。神奈川県には

「やまなみ五湖」相模湖、津久井湖、奥相模湖、丹沢湖、宮が瀬湖、が

あり、県民の暮らしを支える大切な「みずがめ」になっています。そこ

には、自然、歴史、文化、知恵など、地域に伝わる多くのものは県民に

とても貴重な財産です。私達は、「ネイチャークラフト教室」で小さな

自然体験をしていただきました。

イベント会場は、お客さんでおお賑わい。

私達の 「ネイチャークラフト教室」先ずは、受付でお客さんと相談を。

そこには、体験メニューが。そこから選びましょう!

丹沢山麓の山道や林道で拾った、貴重な山の恵み。

開店前の準備に大忙し!

お客さんが来たら そこでも大忙し!

このテーブルでは、小枝やドングリ・・・キリや小刀等道具を使って自然体験。

こちらは 色々な木の実をアレンジ、ワイヤーで纏めたり自然の美しさ、不思議さ、豊かさ等を体験!

★ 1日200人もの人が体験してくれた。私たちは 快い疲れを感じた1日でした。