足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

One‐shot Mar.08 ~ サクラ情報大和市 ~

2012年03月26日 | 植物

 大和市 泉の森 ソメイヨシノ

花芽の外観 鱗片がふくらむ

縦切りにすると 葯の黄色が目を引き雌蕊も成長している

花弁も薄く色づいている

花芽 を横切りにすると

変わりずしの切り口だ 花弁が 薄いピンクに色づいているのが見える その中に葯の黄色が

     2012年 3月 25日 晴 18℃

     大和市 泉の森 

 

 


One‐shot Mar.07 ~ サクラ情報 瀬谷市民の森(2) ~

2012年03月25日 | 植物

つぼみを守っていた鱗片がほころびてきた

縦切りにすると 中には雌蕊も雄蕊も成長し花弁も解る

 

縦切りすると 花の数が解る

前回の時 3月 19日 と比較すると急激につぼみが成長しているのが解る 

     2012年 3月 25日 晴 18℃

     横浜市 瀬谷区 瀬谷市民の森

 


No.1040 ~ カメノコテントウ は 何故赤い ~

2012年03月25日 | 昆虫

 

観 察 月 日  2012年 3月 21日 晴 15℃

観 察 場 所  秦野市 蓑毛

 「カメノコテントウの背中が、あんなにも紅く目立つ色をしている

とは思わなかったわ」

 やや興奮した面持ちで、Rさんが話かけてきた。

 先程、カメノコテントウが羽を広げて飛び立つと、突然深紅の背

中が表われ、その鮮やかさに驚いたのだという。

 カメノコテントウの飛翔をカメラで止めて見ると、前羽は紅く、後

ろ羽は濃紺だが、露わになった背は驚く程の紅さだ。テントウム

シはこれ程までに、赤にこだわっているのだろうか。

 テントウムシに限らず昆虫にとっての恐ろしい捕食者は鳥であ

ろう。その鳥が良く反応する色は、赤色だと言われている。わざ

わざその目立つ赤色をカメノコテントウは、何故使っているのだ

ろうか。

 カメノコテントウを指でつまむと、足を縮め足の関節から嫌な臭

いのする黄色い汁を出す。この汁を嘗めて見ると苦い味が口に

広がる。もしも若い鳥が赤色に引かれて啄んだとしたら、その苦

さに驚き二度と食べないであろう。

 カメノコテントウの体色は、「私に手を出すと苦い目にあうよ」

と、”赤色は”鳥に対しての警告なのである。

 

 

 


One‐shot Mar.06 ~ 霧雨の ウグイスカグラ ~

2012年03月24日 | 植物

春先  ウグイスカグラに ”つぼみ”や”はな” を見つけた時の喜びは!

雨の日は  楽しみが倍増! それは つぼみが宿した ”水レンズ”

レンズの中に まだ早い春の雑木林の風景が写し出されている

雨の日に 野山を歩いてみると 思わぬ発見がありますよ!

厚木市 七沢 (神奈川県自然環境保全センター)

*毎月第3日曜日 午後1時~3時に”ミニ観察会”を開いています。

              私たちと一緒に”自然を楽しんで”みませんか! {4月は15日(日)です}


One‐shot Mar.05 ~ ”ネコノメ”の開花は遅れたか ~

2012年03月23日 | 植物

”ネコノメソウ”のある水辺

 

 ”ネコノメソウ”は陽当たりのよい 水辺や湿地が好きだ

今を盛りに花を開く

2011年3月20日 昨年の同じ日に同じ場所で撮影

苞葉は黄色に色付いて美しい

2011年3月20日今年と同日同場所で

”ヨゴレネコノメ”は流れに近い日蔭に多い

写真を写す Y氏 2011.3.20

葉は冬のままの 暗褐色 苞葉は黄色に染まり美しい

”ヨゴレネコノメ”の花の葯は暗褐色だ

2011年3月20日今年と同日同場所で

”イワボタン” 葯が黄色の違いだ

”ヤマネコノメソウ”以上の種と比べ湿り気のある道端に 苞葉は緑色

2011年3月20日今年と同日同場所で撮影した

”ウメ” や ”サクラ” の開花が遅れている

厳冬だったので 総ての生き物の

春が遅れているかに思われているが

”ネコノメソウ” の仲間の時計は

昨年と全く同じように

春の季節を刻んでいる

自然の生き物は 地球の回転とともに

巡っているのかもしれない

       2012年3月20日霧雨 12℃

       厚木市 七沢 (県自然環境保全センター)