足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

One‐shot Mar.07 ~ サクラ情報 瀬谷市民の森(2) ~

2012年03月25日 | 植物

つぼみを守っていた鱗片がほころびてきた

縦切りにすると 中には雌蕊も雄蕊も成長し花弁も解る

 

縦切りすると 花の数が解る

前回の時 3月 19日 と比較すると急激につぼみが成長しているのが解る 

     2012年 3月 25日 晴 18℃

     横浜市 瀬谷区 瀬谷市民の森

 


No.1040 ~ カメノコテントウ は 何故赤い ~

2012年03月25日 | 昆虫

 

観 察 月 日  2012年 3月 21日 晴 15℃

観 察 場 所  秦野市 蓑毛

 「カメノコテントウの背中が、あんなにも紅く目立つ色をしている

とは思わなかったわ」

 やや興奮した面持ちで、Rさんが話かけてきた。

 先程、カメノコテントウが羽を広げて飛び立つと、突然深紅の背

中が表われ、その鮮やかさに驚いたのだという。

 カメノコテントウの飛翔をカメラで止めて見ると、前羽は紅く、後

ろ羽は濃紺だが、露わになった背は驚く程の紅さだ。テントウム

シはこれ程までに、赤にこだわっているのだろうか。

 テントウムシに限らず昆虫にとっての恐ろしい捕食者は鳥であ

ろう。その鳥が良く反応する色は、赤色だと言われている。わざ

わざその目立つ赤色をカメノコテントウは、何故使っているのだ

ろうか。

 カメノコテントウを指でつまむと、足を縮め足の関節から嫌な臭

いのする黄色い汁を出す。この汁を嘗めて見ると苦い味が口に

広がる。もしも若い鳥が赤色に引かれて啄んだとしたら、その苦

さに驚き二度と食べないであろう。

 カメノコテントウの体色は、「私に手を出すと苦い目にあうよ」

と、”赤色は”鳥に対しての警告なのである。