冬の朝陽が差し込む地表はー4℃
田畑はまるで雪が降ったように真っ白だ
氷の柱が突き上げている シモバシラだ
シモバシラの上に 霜ができ
互いに支えあって立って居るそれがないと崩れてしまう
霜柱が解けた午後の畑地
観 察 月 日 2011 12 10 10 晴 -2℃
観 察 場 所 瀬谷区 瀬谷
庭の野菜や野草の上には霜が降り、気温はー2℃、
地表はー4℃を指した。
近くの畑へ行くと雪が降った様に真っ白で、朝日
を受けてキラキラ光っている。
畑の表面が一段高くなっている様に見えるのは、
霜柱が地表を突き上げているからだろう。野菜や野
草や落葉の表面に出来る霜は、空気中に含まれる水
蒸気が液体を飛び越え、直接氷になる昇華現象によ
るものである。
ところで霜柱は名前は霜だが、地中の水分が毛細
現象により地表面に吸い上げられ、液体の水が凍っ
たもので、霜柱ではなく氷柱という方が正しい表現
であろう。
地中の温度は0℃以上だが、地表の温度が0℃以下
になると、地中から吸い上げられてきた水分は凍る
ので、次々と成長し霜柱が出来る。霜柱の上には土
粒や小石等を乗せ、上へ上へとせり上がって行く。
霜柱は、関東の赤土の様に粒子が細かく毛細現象
が顕著に表れる土地でないと見られないのである。