足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No.1018 ~ 初シモバシラの日 ~

2011年12月19日 | 自然現象

冬の朝陽が差し込む地表はー4℃

田畑はまるで雪が降ったように真っ白だ

氷の柱が突き上げている シモバシラだ

シモバシラの上に 霜ができ

互いに支えあって立って居るそれがないと崩れてしまう

霜柱が解けた午後の畑地

日  2011 12 10 10 晴 -2

所  瀬谷区 瀬谷

 

 庭の野菜や野草の上には霜が降り、気温はー2℃、

地表はー4℃を指した。

 近くの畑へ行くと雪が降った様に真っ白で、朝日

を受けてキラキラ光っている。

 畑の表面が一段高くなっている様に見えるのは、

霜柱が地表を突き上げているからだろう。野菜や野

草や落葉の表面に出来る霜は、空気中に含まれる水

蒸気が液体を飛び越え、直接氷になる昇華現象によ

るものである。

 ところで霜柱は名前は霜だが、地中の水分が毛細

現象により地表面に吸い上げられ、液体の水が凍っ

たもので、霜柱ではなく氷柱という方が正しい表現

であろう。

 地中の温度は0℃以上だが、地表の温度が0℃以下

になると、地中から吸い上げられてきた水分は凍る

ので、次々と成長し霜柱が出来る。霜柱の上には土

粒や小石等を乗せ、上へ上へとせり上がって行く。

霜柱は、関東の赤土の様に粒子が細かく毛細現象

が顕著に表れる土地でないと見られないのである。