足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

One‐shot Nov.11 ~ カザミグモ ~

2011年11月24日 | 野生動物

厳冬もまじか クモたちはどうしているのだろう

皮の下から覗くのは 誰

一寸アップしてみると

カニグモの仲間 ワタリガニのカザミに似ているかな

気温が低くなったこの頃

「そろそろ冬越しの場所を決めなくてわ」

と 云う訳か 樹皮の間から頭を出していた

                   厚木市 七沢

 


No.1012 ~ トゲナナフシ・・・・・? ~

2011年11月19日 | 昆虫

丹沢湖畔 玄倉の秋

みんなでトゲナナフシをあれこれと観察

飼育を始めた

トゲナナフシの糞

与えたキブシの葉を食べる

草の上の露を飲む

日  2011 11 13 晴 20

所  山北町 玄倉

 

「トゲナナフシですか」と言われてみると、センターの建物

の基礎近く、玉砂利の上と言う意外な場所にいたのである。 

 「卵を見たい」「お腹をさすったら産まないかしら」「そ

れは無理でしょう」観察会の人達の会話である。

 ナナフシ類の卵は形が特徴的なので、図鑑等に写真や絵が

載っているので、皆興味しんしんだ。そこで「私が飼育して

産卵させ、来月卵を見せてあげましょう。」と言う事にした。

 飼育して見ると、糞を盛んにするのである。糞をすると言

う事は、消化吸収器官が活発に働いていることである。と言

う事は、トゲナナフシは食欲があると言う事になる。

 玄倉の今は紅葉の季節、木々の葉は力なく落葉している。

植物のサイクルと捕食者のトゲナナフシとがアンバランスに

見えた。少々戸惑ったが緑のキブシの葉を探し与えて見ると

、早速食べ始め半円形の食痕を描いた。水分も補給している

のではと、朝露の降りた野外へ出して見ると、葉上に溜まっ

た水滴をも飲み始めた。

 私の経験や知識と、トゲナナフシの生活ぶりとは大きくず

れていたのである。