丹沢湖畔 玄倉の秋
みんなでトゲナナフシをあれこれと観察
飼育を始めた
トゲナナフシの糞
与えたキブシの葉を食べる
草の上の露を飲む
観 察 月 日 2011 11 13 晴 20℃
観 察 場 所 山北町 玄倉
「トゲナナフシですか」と言われてみると、センターの建物
の基礎近く、玉砂利の上と言う意外な場所にいたのである。
「卵を見たい」「お腹をさすったら産まないかしら」「そ
れは無理でしょう」観察会の人達の会話である。
ナナフシ類の卵は形が特徴的なので、図鑑等に写真や絵が
載っているので、皆興味しんしんだ。そこで「私が飼育して
産卵させ、来月卵を見せてあげましょう。」と言う事にした。
飼育して見ると、糞を盛んにするのである。糞をすると言
う事は、消化吸収器官が活発に働いていることである。と言
う事は、トゲナナフシは食欲があると言う事になる。
玄倉の今は紅葉の季節、木々の葉は力なく落葉している。
植物のサイクルと捕食者のトゲナナフシとがアンバランスに
見えた。少々戸惑ったが緑のキブシの葉を探し与えて見ると
、早速食べ始め半円形の食痕を描いた。水分も補給している
のではと、朝露の降りた野外へ出して見ると、葉上に溜まっ
た水滴をも飲み始めた。
私の経験や知識と、トゲナナフシの生活ぶりとは大きくず
れていたのである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます