観察月日 2022 7.09 晴 32℃
観察場所 YOKOHAMA
6月24日早朝、「オオバギボウシの花が咲きましたよ」の声がした。
私は庭にある野草の花の開花日を手帳に記録している。そこで先
ずはガラス戸から菜園越しに眺めて見ると、まだ蕾さえ上がってい
ない。
オオバギボウシは地面近くに、立派な葉を何枚も広げ、そこから
4~50cmにもなる花茎を何本も伸ばし、その先に「花が咲きました
よ」と見える部品が揃っているのだ。
庭に降りてオオバギボウシに近寄って見ると、花弁に見える尖っ
たものは“舟形の苞”であり、その苞の付け根には、まだ小さく“け
し粒大”の蕾が用意されていた。そして、”舟形の苞“が集まる中心
には、橋の飾りに使われる”擬宝珠“を作り上げている。
「花が咲き始めた」どころか花はまだまだ小さな蕾状態である。
7月2日、オオバギボウシの花茎は“花と誤認”した部分が“擬宝珠”
を押し上げる様に伸び、花弁に見えた“舟形の苞”はそれぞれ距離
を置き、その付け根から先の尖った蕾が出来ていた。
7月4日筒状ラッパ型の花が咲いた。去年の開花日は6月28日だ
。今年の夏は猛暑だが、彼の暦は何を数えて居るのだろうか。
オオバギボウシは、1日花だから沢山の蕾を用意し、擬宝珠を押し
上げる様に、毎日、毎日花を咲かせて行くのだ。
オオバギボウシの 花が咲きましたよ!!
庭におりてよく見ると 花は咲いていない。
舟形の苞の 集まりだ。 その付け根から蕾が伸びた。
7月4日初めて花が咲いた。
オオバギボウシは 1日花だから 花を次々と咲かせる。
擬宝秼を押し上げる様に花は咲く。
夏を 謳歌する。
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