足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1721 ~ 暫く振りの 宮ヶ瀬 ~

2020年11月14日 | 昆虫

観察月日  2020.10.29.晴 20℃

観察場所  清川村 宮ヶ瀬

コロナ感染症以来、外出自粛で今年の春・夏は私の

こよみから消えてしまった。

 財団の事務所へ行く陸橋脇のサクラの葉が、真赤に

紅葉している。橋の上から眺めていると、Rさんが、「あ

の、緑の物はなんだろう?」と、問い掛けて来た。双眼

鏡で見るとお腹の大きい”ハラビロカマキリの♀“であっ

た。一度気付いて見ると,反対色の赤と緑は、一際目立

ち、何処か気になる存在だ。

 「カマキリは、何故、来たのかしら?」Rさんは呟いた。

 カマキリは色付いた葉の赤に引かれて来たのだろうか。

産卵のためか、餌を捕るのに良いと思ってか、・・・・・・、そ

れとも偶然なのか。

 この時期になると、TVは紅葉情報を頻繁に流す。GoTo

を使って何処へ行こうか、行ったとか、話題は賑わう。とも

すると木々の紅葉は、私達人間の為にあると、思い違い

に落ちたりする。

 或る研究者は、赤色は鳥の目を引く。ハゼノキの実は地

味な茶色で目立たない。紅く色付いた葉は、レストランの看

板の役目をしているのではないか。他々。また、他の研究者

は、葉が地上に落ちても、只の枯葉ではなく、親木を守る物

質を出している等々。

 紅葉したサクラの枝にいたハラビロカマキリが、紅葉の意味

を思い出させてくれた。帰りにサクラの樹に寄ってみたが、

ハラビロカマキリの姿は無かった。

 マユミの幹にはキバラヘリカメムシの集団が、アズマヤマア

ザミの花には、キチョウ、ホソヒラタアブが、冬に向けてエネル

ギーの補給。

 今年の秋もツルグミの花が多く、ホソヒラタアブが来ているが、

ここでは実を見た事が無い。どうも、実はまだ青い内に次々と

落ちてしまうらしい。今年は継続的に観察してみよう。

サクラの紅葉が 一際目に止まった。

ハラビロカマキリの緑が 目を引いた。

マユミの幹に キバラヘリカメムシの集団。

林道を行く。 

アズマヤマアザミが、花盛りだ。

キタキチョウが、盛んに 吸蜜。

ホソヒラタアブが何匹も 花へ花へ!

今年も、ツルグミの花が多い。この林道では、実を見た事がない。不思議だ。

 今年は、その謎を 明かしてやる!!

 

 

 


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