観 察 月 日 2016.4.6.晴 24℃
観 察 場 所 秦野市 弘法山
秋に落とした枯葉が登山道を埋め、心地よい踏み音を聞きな
がら歩く。5~6m程歩く度に、焦げ茶のチョウが飛び立つ。年1
回早春の季節にだけ羽化するミヤマセセリだ。翅の色は地味だ
が、そこに描かれた模様は和風のがらを思わせる。
落葉に止まっているのは雄の様で、仲間に限らずチョウが空中
を通過すると、スクランブルを掛け2匹で絡み合う。雌との出会い
を待っているのだろう。
しばらく登ると、道の端にタチツボスミレの花が紫色に染め、それ
も黄色のキジムシロの群落に変わった。ここでは、昨年同様ゆっく
りビロードツリアブのホバリングを眺めて楽しむ。 ところが、
吸蜜中のツリアブが、急に飛びのいた。と、次の瞬間マジックを見
ている様に、花の上に1匹のクモが出現した。その上、前の時間か
ら花にやって来る昆虫を待ち構えていた顔?で静止している。その
姿勢はハナグモに似るが、キンイロエビグモであった。
花上で昆虫を待つクモは随分見て来たが、クモが花上にどの様
に辿り着くのか疑問に思ったことは無かった。
クモは糸を使って空を飛ぶ事も、空中を渡り歩く事も知ってはい
たが、
花に目掛けて1発必中、空中から舞い降りる事は、想定していな
かった。
落ち葉を踏みしめ 登山道を登る。と・・・・・
突然飛び出す ミヤマセセリ。
尚も 登ると、 タチツボスミレが・・・・
やがて 黄色に変わり キジムシロが・・・
ビロードツリアブ が急に逃げる 何故?・・・
空中から落ちて来た キンイロエビグモ・・・・
自由自在に 糸を操り、 空中を飛べば 空中を渡り歩く・・・
草化けの術 ”ドロン ドロン” と姿もくらます・・・
★ クモ は すごい!
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