足立直義の丹沢・大山山麓だより

生き物との出会いを楽しみに今日も山麓を歩いています

No. 1390 ~ 続 今年のヤマアカガエル ~

2016年04月04日 | 野生動物

観 察 月 日   2016.4.4 雨後曇 19℃

観 察 場 所   横浜市

 今年のヤマアカガエルはこれで終わりだろうと、空の水連鉢に

入っていたヤマアカガエルの♂7匹、♀1匹を、庭の片隅の草む

らの中へ放した。

 そして、鉢に水を張り、アサザを植えた鉢を沈め、メダカを放し

た。「これで、カエルの鳴き声はしないだろう」と、気持ちが軽くな

った。

 それから幾日か経った4月2日の夜半、夢の中に“キャララッ、

キャララツ、クッ、クッ、”の鳴き声が聞こえ、目が覚めるとそれは

夢ではなく、雨戸越しに聞こえる現実であった。翌朝急いで庭に

出て見ると、アサザの株に2卵塊が産み付けられていた。

 そう言えば、ここのところ庭の植物の移植をしていると、ジュウ

モンジシダの中から腹部の膨れたヤマアカガエルの♀が逃げ出

したり、剪定した枝を積んだ下から“キャラッ、キャラッ”とカエル

の鳴き声がした。

 4月3日は夜半より降雨、夜中には再びヤマアカガエルの鳴き

声がして目を覚まし、翌朝4日まさか卵塊は無いだろうと、水連

鉢を覗いて見たら、再び卵塊が産み付けられ、何匹かのカエル

が水面に頭を出していた。

 山麓の水辺では、2月初旬にはヤマアカガエルの産卵が、3月

中下旬にはアズマヒキガエルの産卵が終わっている。と言うのに、

庭のヤマアカガエルの産卵はいつまで続くのだろうか。

4月に入って、庭の植物の移植をしていると、雄のヤマアカガエルが。

こちらは、お腹の膨れた雌のヤマアカガエル。

4月1日~2日ヤマアカガエルが鳴く。

4月2日アサザの株に産みつけられていた。

今朝 4月4日再び卵塊が。

★ 産卵はいつまで続くのだろうか?