スペイン紀行その2~Paco Santiago Marin~ - ミューズの日記
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先日のスペイン紀行その1と時間的には飛んでしまいますが、グラナダで訪問した製作家で特に印象に残ったPaco Santiago Marinのお話を少しします。

彼の工房はグラナダの中心街から少し歩いて寂しげな道を行くとありましたが、調べてあった住所と番地が違うため最初は戸惑いました。倉庫か車庫のような大きな鉄板の扉の横に付いている呼び鈴を押すといかつい顔をしたセニォールが出てきました。

彼は有名なAntonio Marinの甥にあたり、1985年グラナダで開かれた国際ギター製作コンクールの第1位、1993年のハエン、1995年のバルセロナ国際ギター製作コンクールでも第1位となっています。そんな彼のギターはどんなのか見たくて見たくて、彼の工房にたどり着いた時は大きな喜びでした。

ギターを見たいと言うとラッキーにも丁度オーストリアのギタリストに発送するギターがあるというので見せてもらいました。表板は杉でしたが、とても芯が太くバランスよく鳴る楽器でついつい気持ちよく弾きまくってしまいました。ギターを買えるのかと訊くと、彼は長い間荒井貿易と取引をしており荒井貿易から買って欲しいとの回答。今度いつ荒井貿易に発送するのかと訊くと、5月だとの答えが返ってきました。そして帰国したら早速荒井貿易に注文して今店にあるのがそのギターです。

パコ・サンチアゴ・マリンのギターを使用するコンサートギタリストでは、レオ・ブローウェル、デービッド・ラッセル、マリア・エステル・グスマン、コンラド・ラゴスニックなどがいます。

一度皆さんも試してくださいませ。

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