ライア&ソネット(村治佳織) - ミューズの日記
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本日入荷した村治佳織の新譜「ライア&ソネット」を聴きながらブログを書いています。これは大変面白い、素晴らしいCDですね。
ライアとは元来竪琴の事ですが、イギリスの古い英語ではリュートを意味するとの事、ソネットとはヨーロッパにおける抒情詩の典型である4,4,3,3と行を分ける14行詩の事で、リュートと歌声の意味になるそうな。そのタイトルをつけた村治佳織のギターとハリー・クリストファー指揮のザ・シクスティーンと言う合唱団のコラボレーションのCDなんです。

録音も大変すばらしく、とてもいい音で録音されていますが、村治佳織のギターの演奏がまた新鮮で心地よい。ザ・シクスティーンはルネッサンス、バロックのポリフォニーからロマン派、近~現代までのあらゆるレパートリーを清らかに澄み渡った歌声で心に沁み入る様に歌い上げる16人編成の合唱団。これが村治佳織のギターと溶け合って神聖な響きと空間を作り出しています。

ところどころギターソロが入っていますが、ヴィラ=ロボスの5つ前奏曲を全曲演奏する中で、第3番と第4番はなんと合唱が入ってこれまた今までに聴いた事のないヴィラ=ロボスの世界を聴かせてくれます。またヴィラ=ロボスのブラジル風バッハ第5番のギターと合唱のコラボレーションなんか痺れてしまいます。

このCDは久々に感動できるお薦めです。



コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
ヴィラ=ロボス! (やいっち)
2006-11-05 18:25:31
いつもは読むだけで済ませているのですが、村治佳織さんの新譜情報。その上、ヴィラ=ロボスも弾いてくれる!
覗いた甲斐がありました。
ありがとう!
 
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