初級者の為の和声基礎講座「和声の成り立ちと主要3和音」 - ミューズの日記
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一昨日の日曜日にサロン講座の初級者の為の和声基礎講座「和声の成り立ちと主要3和音」を受講された古橋さんから受講内容について投稿を頂きましたのでご紹介いたします。以下、古橋さんの投稿です。

「和声の成り立ちと主要3和音」を受講しました。
昨年も服部先生による和声の3回講座があり、私は都合で1回しか聞けなかったので今回、また受講させてもらいました。
前回シリーズは、3回で和声全般を網羅しようという盛り沢山の内容でしたが、今回は的を絞って判りやすく、を狙ったシリーズだそうです。

今回の内容です。
「和声の成り立ちと主要3和音」 基礎編
1.自然倍音列
2.音階・・・音名・全音・半音
3.調性・・・長・短音階 ♭2~♯4まで・30調
4.3和音の構成・・・根・3・5・7音
5.3和音の4つの響き・・・長・短・増・減和音
6.重複と削除
7.展開形・・・6.46  56.34.2
8.主要3和音と副3和音

「良い本は沢山有るが、講座の良いところは質問出来る事なので、いっぱい質問して下さい」という先生の言葉で講座が始まりました。
服部先生はミューズのブログでも和声について何回か投稿されていますが、生で説明を聞くと、なるほど判り易いです。

・今回行うのは機能和声について(古典派で完成)。これが和声の基礎で、いわゆる音楽の標準語。各地の方言(スペインものなど)も沢山ある。
・なぜ和音は3度づつ音を重ねているのか?(自然倍音に沿った音を配列しているから)
・音階の音の間隔を一緒にすれば、どんな音からでも音階が出来る。(全部作ると30調)
・短調の場合、音階は3種類出来た。(自然的音階、和声的音階、旋律的音階)
・和音の音の呼び方。(根音、3音、5音など)
・和音の響きの種類(長和音、短和音、増和音、減和音)
・削除して良い音といけない音
・ベースの音を上へ移動する(展開)

などをホワイトボードに音符を置いたりギターで音を出しながら解説して下さいました。


聴講者からも熱心な質問が出ました。
①和声の和って「調和」のこと?
②イ短調の旋律的音階でファ♯が出た時、和音はどう付ける?
③キーボードでCコードを弾く時、ベース音をソにする事が多いが理由は?

それぞれに服部先生はユーモアも交えながら丁寧に答えられました。
①「和声」と訳した人に聞かなければ判らないが、調和という意味は有ると思う。
②代用和音を使えば処理できる。(改めてレポートすると上手く書けません。服部先生、ブログ等で補足お願いします。m(_ _)m )
③ベース音の動きを滑らかにする為にCコードのベース音をソにする場合が有る。但し「ソ・ド・ミ」の和音は必ず「ド・シ・レ」と繋がる鉄則が有る。

次回からは応用編で、「和声の本領は応用(転調)ですよ」という服部先生の言葉で次回が楽しみにないrました。服部先生、次回もよろしくお願いします。



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (服部)
2007-04-24 20:32:09
今回は大変長時間になってしまい、お忙しい方にはご迷惑掛けたかも知れません。熱心に聴講していただき感謝しております。で、今回の感想文のなかに一部書き損じがありましたので訂正します。「但し「ソ・ド・ミ」の和音は必ず「ド・シ・レ」と繋がる鉄則が有る。」の「ド・シ・レ」は「ソ・シ・レ」と訂正します。主和音の46の和音は属和音の基本形に収まって、全体で属和音扱いになります、というのが正解です。
今後もブログに投稿いていきますので、一緒に勉強しましょう。なお、判りにくい点がありましたら、下記のアドレスへ
お問い合わせください。出来るだけお答えするつもリです。

andreas@mediacat.ne.jp
 
 
 
訂正ありがとうございます (古橋)
2007-04-24 22:07:59
服部先生、早速間違いを訂正して下さり、ありがとうございます。次回も楽しみにしています!よろしくお願いします。
 
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